らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1854. ちゃんとやってるよ。

Scenario: 政治資金に関する裏金問題が尾を引いている。友人の中に国会議員がいるのだが、最近は誰に会っても、「裏金もらったことあるのか?」と聞かれてウンザリしているのだそうだ。その度にこう言っているという。


「ちゃんとやってるよ。」




"We do it right."




【ポイント】"right"は副詞か?



今日のフレーズでは、"right"を使っています。これは副詞でしょうか?日本語で「ちゃんと」というと、副詞のように聞こえますね。


"right"には、副詞と形容詞があります。


ロングマンには、"right"の副詞としての意味が次のように記載されています。


exactly in a particular position or place
特定の位置や場所ピッタリに


形容詞としては、"right"は、次のような意味があります。


suitable or correct, or as it should be
適切な、あるいは、正しい、またはそうあるべきである、という意味


今日のフレーズの文の構造としては"right"が形容詞でSVOCとなり、"right"はそのときの状態を表す補語となります。


「自分たちは、適切な状況や正しい判断でそれをやってるんだ」
といった感じです。




形容詞か副詞かについては、同様なことが「安全運転でね。」でも起こります。


Drive safe.  ⇒ "safe"は形容詞で、"drive"している「状態」を表わす。
Drive safely. ⇒ "safely"は副詞で、「動詞」の"drive"を修飾する。


どちらも正しい文ではあるのですが、言っているニュアンスが少し違いますね。


"Drive safe."は、
周りの状況や、自分の健康状態を判断しながら、安全な状態で運転してね、と伝わり、


"Drive safely."は、
スピードの出しすぎや、急ブレーキを踏んだりしないで、事故のないように運転してね、と伝わると思います。



"right"をSVOCの補語(C)として使った文を入れた、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「皆が納得できるような形に納めないと。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。