らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1915. さあね、経験ないから分かんない。

Scenario: 最近子供が将棋にはまっている。自分が教えたにもかかわらず、毎回私が負けてしまう。今日の将棋をやりながら、次の一手について、「この一手、やらなかったらどうなるかな?」とつぶやくとこう言われた。


「さあね、やったことないから分かんない。」





"Wouldn't know. Never have."



【ポイント】会話文は省略だらけ


今日のシチュエーションの中での、


「この一手逃すとどうなるかな?」


は、会話としては


"What if I missed?"


となるでしょう。


「やったことないから分かんない。」


は、「自分はそうしたやりかたをしたことがない。」ということですから、


"Never"と、経験を表す完了形の"have"だけで、"Never have."と言っています。


省略しないで書くと、


"What if I missed this move?" ("move"は「動き」で、将棋だと「一手」になります。)
"I wouldn't know. Never have I made that move before."


になります。


将棋をしている相手同士の会話ですから、必要のないものをすべて省略すると、


"What if I missed?"
"Wouldn't know. Never have."


になりました。


追加説明
😀 "miss"は、「逃す」、「失敗する」という意味で、他動詞、自動詞の両方で使えます。
    "missed"と過去形になっているのは、「逃すことはしないけれど、もし、逃したとするとどうなるかな?」といったニュアンスになっているためです。


😀 "Never"という否定語が文頭に来ると、その後は疑問文と同じ形になります。(倒置法)


😀 "Wouldn't know."では、"I"が省略されています。"I wouldn't know."は、「(そう聞かれても)知ってるわけないよ。(当事者じゃないんだから)」といったニュアンスです。


😀 "What if ~"は、「もし~ならどうなるか?」という意味で使います。



短い文なのに、文法のことを気にしていると、リラックスした会話もできませんね。。。
( ´艸`)


こういった場面ではこう言える、という程度で、使ってみればどうでしょう。


あくまでも、状況重視です。



"Never have."という答えになるような会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ミートアップやろう。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。