らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

351. 油断せずにやれよ。

Scenario : 中学時代から、野球部に所属していて、高校は野球の名門校に推薦され、合格することができた。流石に毎年甲子園に出場している高校だけあって、今年も優勝候補にあげられている。強いとはいえ、甲子園は強豪ぞろいだからかなり厳しい練習に耐えなければならない。明日は地元で試合がある。コーチがこう言った。


「試合には油断せずに行けよ。」



"Stay on top of the game."


【ポイント1】短くても充分言いたいことが伝わるフレーズがある。


「優勝候補(学年でトップの成績)だからといって、競争相手を甘く見ずに、日々の練習(勉強)で手を抜くことなく、常にトップの座を維持できるように頑張るんだ」って言いたいときは、"stay on top"があります。


"stay on top of ~" で、「~のトップであり続ける」ということなので、次のように応用できます。


stay on top of things → ちゃんと管理する  事態を把握する
stay on top of technology → テクノロジーを使いこなす


”stay on” だけでは、「残る」、「やり続ける」


例:
He resigned as chairman, but stayed on as an instructor.
彼は会長を辞めたが、指導者として残った。


He stayed on at college for an extra year to do a Master's degree.
彼は修士課程を終えるために数年大学に残った。


I'll be late home -- I'm staying on to help organize the exhibition.
今日は遅くなるよ。仕事の後、展示の手伝いで残るから。


It's okay, I'll stay on until you're ready to leave.
いいよー。君が終わるまで、ボクも仕事して待ってる。


【ポイント2】「試合」は、"the game"だけではない。

主に次のように使い分けられています。


"game" → 団体戦の 試合  野球やサッカーなど


"match"  → 個人戦試合  テニスや柔道など 
イギリス英語では、複数人数の団体でも"match"を使うようです。cricket match / football match など
"volleyball"は、団体戦ですが、"match"を使っている例が多いです。しかし、"women's volleyball rules of the game"という表記もあります。


"contest"   → 演技で点数や順位を競うもの  ピアノ演奏 フィギアスケートなど


その他、
competition(競技会)
championship (選手権)
tournament(勝ち抜き戦)  
などがあります。


Englishラボのらぼでした。