らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

56. こんなことやってらんない。

Scenario:
今日の英語の宿題は、次の授業のところを全て和訳してくることだ。ノートの書き方も指示されて、知っている単語も含めて全部意味を書いてこなければならない。宿題チェックがあるからだ。1時間はかかるよ。。。


「こんなことやってらんない。」



"I don't want to waste my time."



【ポイント1】
「もったいない」に"waste"が使えるのは、間違った使いかたをしているとき。


日本語の「もったいない」には、あるものがなくなることに対して惜しみ嘆く気持ちが込められています。この気持ちをぴったり表す単語が英語にないため、ケニアのワンガリ・マータイさんが「MOTTAINAI」という日本語をそのまま使うキャンペーンを提唱しました。


"waste"をロングマンで引くと、2つの場合が出てきます。例もロングマンからです。


① 
bad use [singular, uncountable] 
when something such as money or skills are not used in a way that is effective, useful, or sensible

「間違った使い方」という意味の名詞(単数、もしくは不可算名詞で使う)
何かが、お金やスキルなどが、効率的でなかったり、役に立たなかったり、良識がなかったりする使い方で使われているときに使う

(例)
Being unemployed is such a waste of your talents.
 せっかく才能があるのに、仕事してないなんてもったいないなあ。


Many believe that state aid is a waste of taxpayers’ money.
 その補助金は税金の無駄使いだってみんな思ってるよ。


What a waste of all that good work!
 折角いい仕事したのに無駄になるのはもったいないなあ。



 unwanted materials [uncountable] 
unwanted materials or substances that are left after you have used something

「不必要なもの」という意味。不可算名詞
使った後でそのまま残されている不必要なもの

(例)
 nuclear waste, toxic waste   核のゴミ、 有毒廃棄物


和英辞典で「もったいない」を引くと、大抵、"What a waste!"が出てきます。直訳すると「何という無駄だ!」となります。これでは、惜しみ嘆く気持ちがなかなか伝わりません。しかし、これをお金や、才能などで使うと、嘆く感じは伝わりますね。


【ポイント2】言い方を変えれば相手を非難してい強い感情が伝わる。



「やってらんない。」を、相手を非難して言ったり、自分が被害を受けているということを強調したいときは、"You"を主語にしたり、"I don't want you to waste my time."というようにただ"want"の後に"you"を入れるだけでいいです。


らぼ

Englishラボのジュニアアソシエイトです。
シニアアソシエイトをめざしてます。