らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

629. ま、そういうことだね。

Scenario: 東京では、連続して新規感染者が100人未満になったらしい。このまま下降を続けると都の関係者は期待しているようだが、連休中は検査数が少なかったのは事実で、いつも週末開けに数が増える。新しい内閣が、コロナが最優先課題だっていうけど、具体的に何をするのかまだ何も聞こえてこない。あまり期待できないなーと言うと、妻がひと言。。。



「そういうということでしょうね。。。」



"I guess you could say that."



【ポイント1】"could"を正しく使おう。


学校では、"could"は"can"の過去で、「できた」という意味です。
もうひとつ、"was able to"も「できた」ですね。


今日は、"could"を使う場合と、"was able to"を使う場合の例をあげたいと思います。(ロングマン参照)


By the time she was eight, she could read Greek and Latin.

彼女は8歳になる前に、ギリシャ語とラテン語が話せた。


この"could"は、そのときの一回だけの動作が「できた」のではありません。


次の、"were able to"は、「そのときだけできた」という内容です。


Because of the drop in stock prices, investors were able to find some bargains this week.
株価が下がったので、投資家は今週いくつかのお買い得物を見つけることができた。


まとめ


"could" → 継続して「できた」能力のことを言う。
"was/were able to" → そのとき、「一回の動作ができた」ときに言う。



注:否定文のときは、どちらにも使えますが、"couldn't"のほうが一般的です。



I couldn't find him in the park.  公園で彼を見つけられなかったよ。




【ポイント2】「かも」でよく使われる"could"。


助動詞の"can"には、能力を表す他に、可能性"possibility"を表す働きがあります。


"may"が"might"になって、推量の気持ちが強くなるように、
"can"が"could"になることによって、(もしかしたら)という気持ちが強くなります。


「~なら」という条件の気持ちが表れるので、文法では「仮定法」の"could"だと説明する場合もあります。例をあげてみます。(ロングマンより)



Most accidents in the home could be prevented.
もしかしたら/そうしたら、)家での事故はほとんど防げるかもしれない。


It could be weeks before we get a reply.
(状況によっては)返答を受け取るまで数週間かかるかもしれません。

If you’re not careful, you could get into even worse trouble.

気をつけていなければもっと悪いことになるかもよ。




「~したかも」という過去の意味になるときは"could +have +過去分詞"の形になります。
これは、いわゆる「仮定法過去完了」の形です。

Somebody could have been killed.

(もしかしたら)だれかが殺されてたかもしれない。

He could have escaped, but he chose to fight.

(やろうと思えば)彼は逃げることもできたが、闘うことを選んだ。
 


今日のフレーズをもう一度見ます。


You could say that.   そう言えるでしょうね。そう言えるかもね。


それに、"I guess"(~と推測します)が付いた形です。



Englishラボのらぼでした。