らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

645. やめときます。

Scenario: "Go To"キャンペーンで、割引されるというので友人がバス旅行に誘ってくれたのだが、マスクはずっと付けていなくてはならないし、あちこちでコロナ感染を避けるためのルールを守らなければならず、かえって疲れそうなのでこう言った。。。


「やめとくわ。」




"I'll pass."



【ポイント】「パスする」の意味は、状況によって変わる。


「パスする」というのは、日本語として定着していますが、英語でも様々な場面で使われています。


それが、ほとんど「通」とか「過」という漢字のニュアンスを表すときです。


英語の単語を覚えるときに、日本語の意味をそのまま覚えるより、漢字をイメージするととらえやすくなる場合があります。


「通」、「過」のもつニュアンス


通り過ぎる
通過する
通り越す
通る
通す
まわす
まわる
過ぎる
過ごす


など。。。


試験に通った → 試験をパスした → I passed the exam.
塩をとって。 → 塩を(自分の所まで)まわして(通して)。→ Pass me the salt.
1年過ぎた。 → One year has passed.


ロングマンの定義を見ると、これらすべてに共通する説明がしてありました。この定義をもとにして、色々な表現が生まれたのだと思います。


その定義とは次のようなものです。


"pass"
to come up to a particular place, person, or object and go past them
ある一定の場所、人、ものの所まで来て、そこ(それ)を過ぎること


最近は「スルーした」という言い方をしますが、英語の"through"は次のように使います。


They didn’t even get through the first round of the contest.
彼らはそのコンテストの第一次審査にさえ通らなかった。


You're through (to the next stage).  
次の段階に進めるわよ。


さらに、


"I got through." だけだと、困難を乗り越えた」という意味でよく使われます。




Englishラボのらぼでした。