らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

644. やっと黒字になるな。

Scenario: 地元で、小さなレストランを経営している。コロナウィルス感染で、ずっと赤字続きだった。保健所の指導で、除菌を徹底し、来店客には距離をとって座ってもらい、注文もデジタル機器を利用してもらうことにした。テイクアウトメニューも充実させて、今月は・・・。


「やっと黒字になりそうだ。」




"We'll finally be in the black."




【ポイント】色の名前を使った表現を使おう。


色の名前は、形容詞や名詞で様々な便利な使い方があります。
日本語と違う使い方をしていたり、色から来るニュアンスが日本語と違ったりするところがあるので、色ごとに整理したいと思います。(ロングマンを参考にしています。)


"black"

Could I have a black coffee?

ブラックコーヒーお願いします。


I'd like my coffee black, please.
コーヒーはブラックでお願いします。


You look good wearing black.
黒い服が良く似合うね。


The company is now in the black.
その会社は今黒字だ。   (この意味では常に"the"が付きます。)


He had blacked out as his car hit the tree.
彼は失神していて、車が木にぶつかったんだ。


Half the pages in the report had been blacked out for security reasons.
その報告書のページの半分が安全の理由から黒く塗られていた。



"blue"
I’ve been feeling kind of blue.
このところちょっと気分がブルー。


Out of the blue, he asked me to come with him to Europe.
何の前触れもなく、彼は私に一緒にヨーロッパに来てくれって頼んだの。




"red"


Every time you mention his name, she goes bright red.
あなたが彼の名前を出す度に、彼女は真っ赤になるわね。


 Their bank account was in the red again.
彼らの銀行預金はまた赤字だった。




"silver"
He was born with a silver spoon in his mouth.
彼はお金持ちの家庭の生まれだ。


Every clound has a silver lining.
困難な状況には必ずその反対にいいことがあるんだ。
("a lining"は布の裏地のことです。)
※「シルバー」が高齢者を指すのは、英語ではありません。



"green"
The company has promised to go green.
その会社はもっと環境に配慮していくと約束した。


I was pretty green then; I had a lot of things to learn.
あの時は僕はほんの若僧だったんだ。学ぶべきことがたくさんあったんだ。


The government has given the green light to Sunday trading.
政府が日曜日の取引に許可を与えた。



"grey"     (イギリス英語では、"gray") 
She was a tall thin woman who had gone grey early.
彼女は背が高くて細く、髪は早くから白かった。


His face was grey with pain.
彼の顔は痛みで青白かった。  ("pale"という単語と同じ意味です。)


There is a grey area in environmental law.
環境に関する法律にははっきりしないところがある。


Englishラボのらぼでした。