らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

670. 体調悪くて帰りました。

Scenario: 仕事のことで聞きたいことがあり、同僚のデスクに行ってみたが、いない。どうしようかとしばらく考えていると、隣の机に座っている人がこう言った。


「体調悪くて帰りましたよ。」



"He's out sick."



【ポイント】付帯状況としてつける形容詞。


形容詞は、名詞を修飾したり、状態を表したりする語です。


今日のフレーズは、


He is out.   彼はここにいない。 


と、


He is sick.   彼は体調がすぐれない。


の二つのことをいいたいわけです。


主語が同じですから、


He is out, and he is sick. をまとめて、


He is out sick.   となったと考えていいと思います。


この用法は、学校で教える「分詞構文」に似ています。


つまり、


2つの文の主語が同じで、2つの関係が接続詞を省略してしまっても分かる場合は、


主語と接続詞を省略して、一方の動詞に"ing"を付ける、というものです。


They are walking down the street.   通りを歩いていた
        +
They are talking with each other.   話をしていた


They are walking down the street, talking with each other.
話をしながら歩いていた


They are talking with each other, walking down the street.
歩きながら離していた


どちらを中心にするかで、付け足す方を決めればいいです。


今日のフレーズは、


He is out.   彼はここにいない
  +
He is sick.   気分が悪い


と2つの文になり、


He is out, being sick.   となりますが、動詞が"be動詞"のときは、省略できるので、


He is out, sick.   です。   短い文なので、カンマもとってしまいましょう。


すると、  He is out sick.   になりますね。


He went to bed tired.    疲れて寝た。
He dived into the pool naked.   裸のままプールに飛び込んだ。
He came to me smiling.     微笑みを浮かべて私の所へやって来た。


「そのときの状態をくっつける」感覚を身に付けると、会話力がアップしますよ。


Englishラボのらぼでした。