らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

690. 念のためよ。

Scenario: 数日前から咳が出て止まらない。熱はないが、風邪の症状がでるとすぐに、コロナに感染したのかと思ってしまう。妻にこう言われて、検査を受けるように勧められた。


「念のためよ。」


"Better safe than sorry."


【ポイント】省略を使って、伝えたいところを残す。


日本語の会話では、「私は」や「あなたは」をよく省略します。かえってこれらを入れると、強調しているように聞こえます。

英語でも同じで、会話の相手が分かっている場合、特に何かを聞くときに"Do you"を省略します。また、動作が分かっている場合は動詞を省略することもあります。


"(Do you) want some?"   欲しい? 食べる?
"May I (have this)?"    (これもらって)いいですか? 


などは、すぐに使えそうですね。


今日のフレーズでは、


(It is) better (to be) safe than (you are) sorry. 


だと考えられます。熟語としてロングマンにも次のような定義が載っていました。


used to say that it is better to be careful, even if this takes time, effort etc, than take a risk that may have a bad result
たとえ時間や努力が必要であっても、悪い結果が出るリスクをおかすよりいいと言う時に使う



Set the alarm clock – better safe than sorry!
目覚ましかけとけよ。念のためにな。



I think I'll take my umbrella along - better safe than sorry.
傘持って行くね。念のため。


以前、このフレーズを
"Better safe than worry."と言っていた人がいて、聞き間違えだったのかな、と思って調べたら、こんな動画が見つかりました。





多分発音が似ているので、もじったのかなと思いますが、これはこれで面白いと思います。




Englishラボのらぼでした。