らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

689. 見た感じと実は違うっていうことがあるわ。

Scenario: 最近はネットショッピングをよく利用している。先日、素敵なジャケットを見つけたので購入したが、実際届いたものをみると、生地が薄くてすごく安っぽい感じがしてがっかりした。モデルさんが着ているとそうは見えないのだが・・・。友人に言うとこういった。



「実際手にしたものと、思ってたものが同じとは限らないのよ。」



"What you see is not always what you get."



【ポイント1】一般に言われていることには現在形を使う。



This shirt was different from what I (had) expected.
(このシャツは自分が思っていたのと違っていた。)


というように、実際ひとつの出来事として、過去に起こっていた事柄であれば、過去形を使いますが、今日のフレーズのように、一般的に言われていることであれば、日本語で過去形を使ったとしても、英語では現在形で表します。




【ポイント2】"what"は関係代名詞か、疑問詞か?



I don't understand what you're talking about.


の、"what"を、関係代名詞ととるのか、疑問詞ととるのかは、どちらでもいいです。


日本語に直しても、


あなたが何のことをいっているのかわかりません。→ 疑問詞


あなたが言っていることがわかりません。→ 関係代名詞


でもどちらでもいいですから。


問題は、学校で、「疑問詞」の場合と「関係代名詞」を別物のように教えていることです。


どちらも、「代名詞」の仲間だととれば、どちらでもいいことがわかるでしょう。


疑問詞は、interrogative pronoun  で、


関係代名詞は、relative pronoun   です。



What are you talking about? は、"what"が疑問詞ですが、


About what  + are you talking?


とすれば、前置詞のあとの代名詞だと分かります。




"what"が関係代名詞のとき、とは、例えば、


This is what I want.  のような場合です。、


関係代名詞の"what"は、"which"などと少しちがって、 what = thing(s) which に置き換えられます。
 That is the thing. + I want the thing.  
                                                   ⇓
 That is the thing   +  which I want. 
      ⇓
   That is the thing which I want.
         ⇓
     That is what I want.  


ということなので、      


"which"は、”the thing"の代名詞であり、"what"は、"the thing"(先行詞と呼ばれます)を含んだ関係代名詞だとわかります。


日本語が自然になるように考えればいいのす。


Englishラボのらぼでした。