らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

700. 生活に追われてます。

Scenario: 小学4年生を始めとして2年生、幼稚園生と3人の子供がいる。習い事も色々始めたし、子供連れの旅行となると費用がかさんで大変だ。家のローンもあるし・・・。仕事上の付き合いでゴルフに誘われることがあるが、断ることが多くなった。とにかく生活費を稼がなくては・・・。


「稼ぐのに大変なんだよ。」





"I'm hard-pressed for money."



【ポイント】追い詰められる大変さに、"hard-pressed"を使う。


「プレッシャーがかかる」とか「すごいプレッシャーだ」のように「プレッシャー」という言葉をよく使うと思います。英語の"press"(圧力をかける)という動詞から派生した名詞です。


"pressure"は次のように使います。(例はロングマンより。)

I
was under pressure from my parents to become a teacher.

親から教師になるようプレッシャーをかけられた。

 The pressures of work can make you ill.

仕事のプレッシャーが君の体調を壊してるんだ。


その"press"を、"hard-pressed"という形容詞で使っているのが今日のフレーズです。


ロングマンからの定義です。


"hard-pressed" 
having a lot of problems and not enough money or time
多くの問題があって、お金や時間が十分ないこと



It's hard to ~  や、
It's difficult to ~


ではなかなか表せない追い詰められている大変さを、-pressed を加えることで表現することができます。(口語です。)

例 (ロングマンより)


The clinic provides help for hard-pressed families with young children.
そのクリニックは幼い子供のいる生活の大変な家庭を助けている。


"hard pressed"とハイフンを使わなくてもいいです。
またpressedの代わりに、"put"や”pushed"も使えます。ロングマンの定義では、お金や時間に関して使うとありますが、それだけ大変なのだということが伝われば、実際お金や時間とは関係ない大変さを伝える例文も多くあります。


"It's hard to ~"と違うところは、「人」を主語にすることができるということです。


「彼はもっといい仕事を見つけるのに大変だった。」


× He was hard to find a better job.

〇 He was hard-pressed to find a better job. 
  ↑
人を主語にすることができるので、このように書くことができます。




Englishラボのらぼでした。