らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

715. それだったらニューヨーク市博物館の展示を見るといいかも。

Scenario: 女性参政権の歴史とその背景を卒業論文のテーマにしている友人がいる。先日ニューヨーク市博物館に行くと、アメリカの人権問題の歴史の展示の中に、女性参政権の展示があったことを思い出し、その友人にこう言った。


「それならニューヨーク市博物館の展示を見ればいいかも。」




"You might want to see the exhibition at Museum of the City of New York."



【ポイント】相手の自主性を尊重した提案には"might want to"を使う。


「~したほうがいい」という日本語表現にあたる英語表現は、伝わり方が色々で、状況によって使い分けが必要です。 


よく使われる表現をまとめてみます。


"You should try this."     最も一般的に使える。
           軽い命令。


"You had better try this."     警告のニュアンスを含む。
              そうしなければたいへんなことになるといった感じ。


"It's better to try this."    「~するほうがいい」という選択や比較を表す。
              「~するほうがいいかも」なら"It might be better to ~."


"I recommend that you (should) 原形"    正式に提案する感じ。
     "recommend"の他に、"suggest"、"advise"、"propose"も同じように使えます。


"It might be a good idea to try this."     「それいいかも。」といった感じ。カジュアル。


  
さて、今日のフレーズの、"You might want to ~"ですが、そのまま日本語にすると、


「あなたは、~したいかもしれない」


となりますね。


しかも、仮定法のmightが使われているので、言いたいことを補って考えると、


「もし、あなたが興味があれば、その展示を見てみたいと思うかもしれないから。」
「あ、それなら、その展示を見たいと思うかもよ。」
「もしかして、その展示が観てみたいんじゃないかと思って。。。」


"If you were interested in the exhibition, you might want to see it."


と書けば、あくまで相手の自主性を尊重して、「興味なければ別に強制はしないから」ということが伝わります。


そういうことって、友人同士に限らず、日常生活でよくありませんか?
是非、使って見てください。


Englishラボのらぼでした。