らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

722. また腰が痛みだしてさ。

Scenario: 運動不足解消のためにジョギングをしている。以前、少し長い時間走ると片方の腰の当たりが痛んだので、しばらく休んでいたが、最近また走り始めた。しばらくは順調だったので、少し距離を伸ばして走ると、また痛みが・・・。「このごろ、走らないのね。」と妻が言ったのでこう言った。


「また腰が痛み出したんだ。」



"My hip's been acting up again."


【ポイント1】「腰」は英語でどの部分か?


日本語で、「腰」というと、英語では普通"a lower back"です。これはいわゆる「腰痛」というときの場所です。腰が疲れて、トントンたたく部分です。


"back"は首から脚までの範囲なので、お尻を含む「背中」になります。


「ヒップ(hips)」は、日本語で「お尻」ではありません。


"hip"とは?(ロングマンの定義より)
one of the two parts on each side of your body between the top of your leg and your waist
脚の一番上とウエストの間の体の両サイドの一方
("waist"はいわゆる「くびれ」の部分です。)


日本語では、「ウエスト」のことを「腰のくびれ」と言ったりしますが、正確には「胴のくびれ」です。


次の例をみると、"hips"がどの当たりか分かります。(ロングマンの例より)


She stood there with her hands on her hips glaring at him.
彼女はそこに立って腰に手を当てて彼をにらみつけた。



日本語では、「腰に手を当てる」の「腰」と「腰痛」の「腰」では別の部分を指していませんか?



【ポイント2】"act up"を使って見よう。


"act up"は句動詞です。”act"だけでは、「行動する、振舞う」という意味でよく使うと思います。


"act up"になると、次のような意味になります。(マクミランより)

 ① if children act up, they behave badly

子供がお行儀の悪い態度を取るこど


② if a part of your body or a piece of equipment acts up, it starts to become painful or to develop problems
体の一部が痛かったり、悪化(再発)したり 器具(機械)の一部がうまく動かなくなったり、問題が出てきたりすること



I hope my back doesn’t start acting up again.
背中がまた痛み出さなければいいけれど。


Englishラボのらぼでした。