らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

723. 彼には気楽に付き合える人が必要だったのよ。

Scenario: 付き合って1年以上になる人がいる。自分は結婚したいと思っているのだが、彼は結婚に対して真剣に考えず、その話題を避けようとする。彼とは結婚まで至らないのではないかと思い始めた。


「彼には気楽につきあえる人が必要だっただけ。」



"He just wanted a little easy company."



【ポイント】語源から考える、"company"の意味。


"company"は、大抵「会社」という意味が頭に浮かぶと思いますが、今日のフレーズでは、そういう意味ではありません。


"company"の"com"には漢字で言えば、一緒、協 のイメージです。


"pan" → "panis"(パン)というラテン語から。


"y" → 「人」を表す


この3つの部分から来るイメージは、「一緒にパンを食べる人(たち)」となります。


そこで、"company"は「会社」とか、「ダンスカンパニー」のように、一緒に活動する人たちやグループを指します。


他に、「一緒にいる人」、「訪問客」を指すこともあります。この意味になる場合は、不可算名詞となり、"a"が付いたり、複数形になることはありません。


ロングマンを参照して、「会社」以外で会話で使える例をあげておきますね。


James is good company.
ジェームズと一緒にいると楽しい。


Bessie was glad to have the dog as company.
ベジーはその犬がそばにいてくれて嬉しかった。


I felt nervous in the company of such an important man.
そんな重要人物と同席して緊張したわ。


Come over for dinner – I could use the company.
ディナーに来てよ。一人じゃ寂しいから。


Would you like some company?
一緒にいてあげようか?
ご一緒しても良いですか?


It looks like the Mills have company.
ミルズさんちにお客さんが来てるみたいだよ。


We’re expecting company this evening.
今夜人が来ることになってるんだ。


Things began to go wrong when he got into bad company.
彼は悪い人たちと付き合ってマズいことになり始めた。


Englishラボのらぼでした。