らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

770. 泣き疲れたんだ。

Scenario: 週末によく実家に孫の顔を見せに行っていたのだが、コロナウィルス感染拡大で自粛が呼びかけられていたため、しばらく行けなかった。先週緊急事態宣言が解除されたので、久しぶりに実家に寄ったのだが、短い時間の滞在になり、子供が泣き出してしまった。説明しても理解できず泣くばかりだ。車の中でもしばらく泣いていたが、そのうち寝てしまった。


「泣き疲れたのね。。。」



"She's exhausted from crying."



【ポイント】原因を表す"from"と"of"の違い。


"from"という前置詞は、日本語で「~から」と訳すと大抵合いますが、今日のフレーズの"from"は「原因」を表すもので、日本語の「~から」を当てはめると不自然になります。


例 (ロングマンを参照)
Death rates from accidents have been on the increase.
事故(が原因)の死亡率が上がっている。


She's been suffering from a bad cold.
たちの悪い風邪を患っている


「亡くなった」という場合の"die"の原因には、原因が直接でも間接でも、"of"が使われる場合が多いようです。

He died of cancer/hunger.
癌/空腹でなくなった。


学校では、
"be made of ~"と"be made from ~”の違いを習ったと思います。
完成品を見て、その材料が分かるものは"of"で、見ただけでは分からないものは"from"です。
This chair is made of wood.
This hamburger is made from Tofu.



感情を表す形容詞で、その直接の原因を"of"で表すものがあります。


A lot of people are afraid of snakes.      ヘビが恐い
I'm proud of you.    誇りに思う


今日の表現の「泣き疲れる」の「疲れる」は、「肉体的な疲れ」に当たります。


「一日中歩いて疲れちゃったよ。」
"I was tired from walking all day."


ですが、日本語で「うんざりだよ」という意味で使う「疲れるなー」は、気持ちの問題でアリ、"tired of ~”で表しす。


「それ説明するの、うんざりだよ。(疲れるなー)」
〇 I'm tired of explaining it.
× I'm tired from explaining it.
です。 


Englishラボのらぼでした。