らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

804.要は値段だよ。

Scenario: 結婚して10年、アパートに住んでいたのだが、郊外に一軒家を購入することにした。週末に不動産屋をまわっているのだが、中古でも思ったより値段が高く、なかなか決まらない。何件か気に入った物件はあるのだが・・・。


「要は値段だよ。」



"It's all about the price. ."



【ポイント】"all"を副詞で使う。



"all"は、副詞の用法があります。その場合、"completly"(全く)という意味を表し、"all" の後に「形容詞」や「副詞」、「前置詞」がきます。ロングマンの例を見ます。


You shouldn’t be sitting here by yourself, all alone.
たった一人でそこに座ってちゃいけないわ。


There is a  strange woman, dressed all in black.
全身黒ずくめのドレスを着た知らない女性がいる。

If people want more freedom of choice, then I’m all for it (=I strongly support it).

人々がもっと選択の自由が欲しいというなら、私は全面的に支持するよ。


‘It was a dreadful experience.’ ‘Never mind, it’s all over (=completely finished) now.’
「恐ろしい経験だったわ。」
「心配しないで。今となっては全て終わったことよ。」


I went off on holiday and forgot all about it.
私は休日に出かけて、そのことを全て忘れていた。




"all about ~" は、「~についてのことすべて」という意味の他に、次のような使い方で、違った日本語表現になることがあります。


”what ~ is all about" → 「~が一体何のこと(について)なのか」
また、
「it’s all about ~」→ 「~が特に重要だ」



I don't see what the big fuss is all about.
私は一体何について大騒ぎしているのか分からない。


It’s all about money, and who’s got the most.
お金が問題なんだよ、そして誰が一番たくさんもらうかってことがね


今日の画像の中の英語表現では、"all"の前に、"not"があるので、「部分否定」=「全く~というわけではない」という意味になります。


It's not all about the price tag!
付いている値段がすべてだということはないんだよ。


Englishラボのらぼでした。