らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

835, もっと頑張れるだろ。

Scenario: 高校で先月から難関大学コースに入っている。先週テストがあり、その結果があまり良くなかった。今までのクラスでは、上位にいられたのだが、このクラスは難しい。答案用紙を返されるときに先生からこう言われた。


「もっと頑張れるよな。」



"I expected more."



【ポイント】"expect"は予想や要求を表すことができる。



"expect"は「期待する」という日本語で覚えている単語だと思いますが、期待だけでなく要求を表す場合もあります。



ロングマンではその使い方を次のように説明しています。


to demand that someone does something because it is a duty or seems reasonable
義務であったり、当然だという理由から相手にやって欲しいことを言う


「できないから要求する」のではなく、「やろうと思えばできるはず」と思っていることを表すことができます。


"I expect more."


を、自分自身のことを言っていると想定すると、


「私、なかなか満足できないの。」
とか、


「私、高望みするから。」


ということとも考えられますね。


また、



"Expect more!"


のように命令形にすると、


「まだやれるよ!」
とか、
「高みをめざせ!」
といった感じに。



"expect"は他動詞で、名詞や不定詞を続けます。
また、
expect + O+to ~  → Oに~してもらいたい  と、不定詞を続けたり、


expect + that節(thatは省略できます。節の中は通常未来形を使います。)


という形でも使ったりします。


例 (ロングマンより)

The company expects to complete work in April.

その会社は4月に仕事を完成できるだろうと思っている。


Investors expect that the rate of inflation will rise.
投資家たちはインフレ率が上がると思っている。


I can’t expect her to be on time if I’m late myself.
自分が遅れたら彼女に時間通りに来るように何て言えない。


The school expects too much of its students.
その学校は生徒に色々なことを要求する
(ここの"of"は「~から」というニュアンスです。"out of"や"from"を使うこともあります。)



明日は、「今だ健在!」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。