らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

844. それは最後の手段だ。

Scenario: 会社員として働いて10年。会社をやめてカフェを開きたいと思い、去年から計画を立て始めた。現在の状態では、銀行はなかなかお金を貸してくれない。友人に相談すると、私の父親に話して資金の協力をしてもらうよう助言された。私はこう応えた。


「それは最後の手段。」




"That's the last resort."



【ポイント】「リゾート」は、休暇で行く場所だけではない。


「リゾート」というと、「行楽地」のイメージがありますよね。
大抵は次の意味で使っています。(定義はロングマンより)


a place where a lot of people go for holidays
多くの人々が休暇で行く所


そして、次のように使われています。


a ski resort
a health resort
a lakeside resort
a resort area
a resort hotel


ところが、今日のフレーズの"the last resort"は、「最後の手段」という日本語です。なぜ"resort"が、「手段」と表現されるのでしょうか。あまりにもかけ離れているのですが、"resort"には、ロングマンにも始めに載せた定義しかありません。ただ、"the last resort"となって、次のような定義が載っています。


"the last resort"
what you will do if everything else fails
他の者がすべて失敗することになれば、すること(もの)


"resort"を、"re"と"sort"に分けると、「再び」+「整理する」といった感じを受けます。


再び元気になるといったニュアンスで、the lastと一緒に使うと、最後のリゾート、つまり
最後の元気になる場所→最後にこれに頼ればうまくいくようなもの、といったニュアンスから、ロングマンにある定義となり、それを日本語で「最後の手段」と表現されたのではないかと思います。


ロングマンの"the last resort"の定義をもう一度見て、


what you will do if everything else fails


の前半の"do"を、"what you will go to"にすると、「リゾート」との共通点がみえてくる気がしませんか?
ただし、諸説あるようですから、勝手な解釈ということでご容赦ください。


明日は、「やれってみる?」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。