らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

847. いつも冴えてるのにどうした?

Scenario: 企画会議では、いつも斬新なアイデアを出して皆を驚かせている彼女が今日はなぜか何も言わない。意見を求められても考え込んでいるだけだ。上司がこう言った。


「いつも冴えてるのにどうした?」



"You don't seem to be your usual brilliant self."



【ポイント】"self"の前に形容詞を付けて使う表現。


日本語で「セルフ」を使う時は、「セルフレジ」とか「セルフサービス」という言い方をしますね。
英語では、「セルフレジ(の)」→ self-checkout
     「セルフサービス(の)」→ self-service
で、どちらも形容詞や名詞として使うことができます。


"self-"のようにハイフンを付けて使うことが普通です。この接頭語には、「自分で」とか「自力で」という意味があります。


今日のフレーズの"self"は名詞で、単数で使います。"self"自体の意味は「自分」ということですが、次のような使い方をすることが多いです。


"somebody’s(人の所有格)+ usual/normal self" (いつもの自分)


というように使ったり、(今日のフレーズではさらに形容詞がついています。)


"be/look/feel (like) your old self"  (特に良くない状態から元に戻ったという意味で)


の形で、元に戻って良かったという感じを表す時に使います。


例 (ロングマンより)


Tim was not his usual smiling self.
ティムはいつもにこにこしているティムではなかった。


Jim was beginning to feel like his old self again.
ジムは以前のよう名感じを取り戻し始めた。


もうひとつ、


"somebody’s true/real self"


で、(とりつくろわない)本当の自分という表現ができます。



Peter was the only one to whom she showed her true self.
ピーターは彼女が本当の自分を出すことができるたった一人の人だった。



明日は、「砂糖が切れてるね。」です。



Englishラボのらぼでした。