らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

850. 何かしっくりこないのよね。

Scenario: 数年前の自殺事件が実は殺人だったかもしれないということで、容疑者が逮捕された。当時から、自殺ではないだろうと言われていたのだが、数年経って容疑者逮捕となったのだ。当時、確かな証拠がなくて逮捕に至らなかったが、こう言われていた。


「何かしっくりこないんだ。」



"Things didn't add up."



【ポイント】否定文で使って意味をなす表現。


"add up"というのは、「全部を足す」という意味で、本来は数字を足すことを表しますが、物事に使うと、次のような意味になります。定義はロングマンからです。(例もです。)


"not add up"
if a set of facts does not add up, it does not provide a reasonable explanation for a situation
いくつかの事実が"add up"しない、というのは、ある状況に対する納得できる説明ができない、ということである。



There were a few things in his story that didn't add up.
彼の話にはつじつまが合わないことがいくつかあった。


Why had she left the note? It just didn't add up.
なぜ彼女はメモを残していたのだろう?何か変だな。


 They were suspicious about my past, my age and a picture of me that simply did not add up.
彼らは私の過去や年齢や写真に疑惑を抱いていた。何かつじつまが合わなかったのだ。




刑事ドラマに必ずと言っていいほど出てくる表現ですよ。"add up"の部分は「アダッ」と聞こえます。


明日は、「新しい日常、それが合い言葉。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。