らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

855. 仲良く遊べるよね。

Scenario: 近所に越してきた家族に、息子と同じ年の男の子がいると分かった。そのお子さんが家の前で一人で遊んでいたので、息子を連れてきてこう言った。



「仲良く遊べるよね。」



"You can play nice."



【ポイント】動詞の後にあるのは、副詞?形容詞?


「安全運転でね。」は、

"Drive safe."?
"Drive safely."?


新型コロナウィルス拡大で、よく見るサインは、


"Stay safe."


です。


では、今日のフレーズで"Play nicely."というと、間違い?


文法的にはどちらも正しいです。


「副詞」は動詞の表す動作を修飾します。
「形容詞」は動詞の表す動作を行っているときの主語の状態を説明します。


"Drive safely."は、「運転を安全にしなさい。」 で、
"Drive safe."は、「運転するときは、安全な状態(気持ちや状態)で運転しなさい。」


と伝わるので、どちらもあり得ます。


Stay safe. → Stay and be safe.
Drive safe.  → Drive and be safe.
Play nice.  → Play and be nice.


と、間に"and be"を入れてみると感じがつかめるかもしれません。 


"Play nicely." は、状況によっては、「うまくやりなさい。」という意味にもなり得ます。


"Play nice." は、「遊びなさい、仲良しのままでね。」と伝わります。それが日本語表現では、どちらも「仲良く遊びなさい。」となるのです。


He was sleeping tired.  はどういう日本語になりますか?



彼は疲れて寝ていた。


ですね。



こういう使い方、面白いですね。



"If you can't play nice, play hockey."
「なかよく遊べないんだったら、ホッケーしなさい。」


です。後ろの"play"の後に、サッカーやバスケットボールなど、力を合わせてするスポーツを持ってくるといいですね。


"play"で注意しなければならないのは、「遊ぶ」という意味で使えるのは、低学年の子供くらいまでです。ある程度大きくなると、「遊ぶ」は"play"を使うと子供っぽい響きがするので、"have a good time with ~"、または口語では、"hang out with ~”が使われます。"play with ~”は、大人が使うと、性的なニュアンスを含むので気をつけましょう。



明日は、「あれ以来ずっとギクシャクしてるんだ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。