らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

923. へこむなよ。

Scenario: スポーツバーの店長をしている。最近4度目の緊急事態宣言が出て、またお酒の提供が出来なくなった。常連のお客さんたちが、お酒が飲めなくてもここで一緒に観戦しようと言ってくれた。。


「へこむなよ。」


"Try not to let it get to you."



【ポイント1】"get to +人"という使い方。


"get to +人"は、口語で次のような意味があります。
ロングマンの定義と例を見ます。


to make someone feel annoyed or upset
人を悩ませたり動揺させたりすること



I’m under a lot of pressure at work, and sometimes it gets to me a bit.
仕事がすごいプレッシャーでときどきちょっとへこむよ。




Don’t let things get to you.

色々思い悩むのはやめな。


"get to you"の"get"は"happen"の感じで、"to ~"の前置詞をつけることで、「~に対して」と相手を特定できます。


この例文では、今日のフレーズと同様に使役動詞の"let"を使っています。


"Don't let ~."という否定の命令で「~させるな」、「~することを許すな」といったニュアンスになっています。


"Don't do it." は、「それをするな。」ですが、


Don't let it happen.  にすると、「それを起こさせるな。」「それが起こるのを許すな。」と言っているわけです。日本語では、「そんなのだめだよ。」という表現が近いかな。



【ポイント2】"Don't ~"の代わりに、"Try not ~"も使って見よう。


Don't try to do it.  


だと、「それをしようとするな。」


ですが、


Try not to do it.   にすると、


「それをしないようにしよう。」


となります。


Don't をつかうより、柔らかい感じがします。



明日は、「これどこに置いたらいい?」です。 "put"を使わないで表現します。
読んでね。



Englishラボのらぼでした。