らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

922. だれだってそんなにすぐには立ち直れないよ。

Scenario: 先日の大雨で家がかなりダメージを受けてしまった。非難していて家族は無事だったが、家に戻ってみると1階は泥だらけで何も使えない状態だ。後片付けをしなくてはならないのだが、どこから手を付けていいのかわからない。こんな状態では・・・。


「誰だってそんなにすぐには立ち直れない。」



"No one can snap back that fast."



【ポイント1】"snap"のイメージは?

日本語で、「スナップ」といえば、


これ?
英語では、snap peasです。


それとも、これ?
英語では、a snap (button) です。


「スナップ写真」という言い方もあります。何気ない日常の一コマを撮った写真のことです。
英語では、a snap / a snapshot  です。(イギリス英語に多いです。)


これらの使い方で共通するものは、「スナップ」からくる「音」です。


パチン
パキッ
パシャッ
ポキッ


などです。


今日のフレーズでは、この"snap"を動詞で使っています。


使い方をまとめます。(ロングマンを参照しています。)


① 音を立てて折る


The wind snapped branches and power lines.
その風で枝や電線が折れた。(主語が風になっていることに注意。)


I snapped the ends off the beans and dropped them into a bowl.
その豆の両端をパキッと折ってボウルに入れた。


② 音をたててある位置に急に動く(動かす)


   (ロングマンの"snap your fingersの説明画像より)


The pieces just snapped together.
その部分(部品)がパチンとハマった


It’s really simple to build – the bits just snap together.
組み立てるのは実に簡単。部品をカチッとはめるだけ。


She quickly snapped her handbag shut.
素早くハンドバッグをパチンと閉めた



今日のフレーズでは、「サッと」と入れてもいいかもしれませんね。



③ 怒りでキレる


He snapped at Walter for no reason.

彼は訳もなくウォルターにキレた





【ポイント2】"that"には副詞の用法がある。


「あの」、「あれ」のいう意味の"that"は、指示語や代名詞で使いますが、その他に副詞の用法があります。会話でよく使われます。


次の2つの場合です。


① 「そのくらい」と、手を使って大きさや長さを示す。


It was quite a large fish – about that long.
すごく大きな魚だったんだ。--- そう、だいたいそのくらいだ。
(「このくらい」なら、"this long"です。)



② 否定的な内容で使う。「そんなに~じゃない」という場合。


 I  didn't realize the situation was that bad.
状況はそんなに悪いとは思わなかった。


No one expected it to cost that much.
だれもそんなにお金がかかると思っていなかった。



明日は、「へこむなよ。」です。"disappointed"を使わないで「へこむ」感じを出します。



Englishラボのらぼでした。