らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

951. 安心していいよ。

Scenario: どこからか猫の鳴き声がすると思ったら、公園の木の上で降りられなくなっている猫を見つけた。何かに追われて木に上ったものの下りられなくなっているようだ。近所の方に話すと、ハシゴをかけて木に登り、猫を救出。その人はしばらくその猫をあずかってくれるという。良かった-。


「これでもう安心していいよ。」



"You're in safe hands now."



【ポイント】"safe"と"good"は同じ意味で扱われれることがある。


今日のフレーズは、文字通り安心の手の中にいるということです。


ロングマンの定義です。


"in safe hands"
to be with someone who will look after you very well
よく面倒を見てくれる人と一緒にいること


Everyone wants to feel that their children are in safe hands.
だれも自分の子供を安心できる人に預けたいと思っている。


ケンブリッジには、
"in good hands" という表現でほとんど同じ定義のものがあります。


"in good hands"
managed or cared for with great attention.

十分注意を払って取り扱かわれたり世話をされたりしている状態


You’ll be in good hands with her – she’s a terrific lawyer.
彼女に任せていれば安心だよ。有能な弁護士だからね。



またニューヨーク州の新しい知事になる人について書かれていた記事の中で、次のような箇所がありました。

"....our state is in good hands.."

"...we could not be in better hands. "


新しい州知事が安心して政治を任せられる人だという内容です。こちらの記事の中です。
5 Things To Know About Kathy Hochul, New York's New Governor | Massapequa, NY Patch


この記事の内容からすれば、やはり、"good"と"safe"はニュアンスで別に扱った方がいいかなと思います。


"good"を使ったものからは、「有能な人、信頼できる人、善意を示してくれている人がいる」といったニュアンスを感じますし、"safe"を使ったものからは、「危険な状態がない」ニュアンスを感じます。


結局、ロングマンとマクミランには"in good hands"の掲載がなかったので、今日のフレーズはあえて、"safe"のほうを使ったものにしました。


面白いことに、ロングマンには、"a good/safe bet"という表現の定義があります。


"a good/safe bet"
an action or situation that is likely to be successful or does not involve much risk

うまくいきそうである、あるいは大きなリスクにはならない行為や状況

If you’re looking for long-term growth, the government’s own saving certificates are a pretty good bet.
長期的な成長をお望みならなら、政府発行の国債がすごくいいです。


これは、"good"と"safe"のどちらでも同じ意味だという扱いですね。( ´艸`)



明日は、「出るときドア閉めてくれる?」です。"if"や"when"は使わないで表現します。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。