らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

968. すぐに全部ネットに流せ。

Scenario: 最大級のハリケーンが近づいている。大変な混乱が予想される中、次々と情報が入って来たので、地域ネットワークのリーダーとしてこう指示した。



「これすべてすぐにネットで流して。」



"Throw all this stuff online."



【ポイント1】様々な日本語表現になる"throw"。


"throw"は後にくる目的語によって、様々な日本語表現になります。
今日のフレーズでは、「流す」ですが、"throw"を使うことで、「すぐに」というニュアンスが加わります。


他の例で、"throw"のニュアンスを見ていきます。(ロングマンを参照します。)


① 受け取ってもらおうと「投げる」

He threw a shirt to somone in the crowd. 

彼は自分のシャツを群衆の中に投げた。



② 何かに(誰かに)当てようとして「投げる」


Someone threw a stone at the car.
誰かがその車に向かって石を投げた



③ 無造作にポンと何かをどこかに置くとき


Don’t throw your clothes on the floor – pick them up!
床に服を脱ぎ捨てるんじゃない。拾いなさい!



④  「身を投げ出す」イメージ


He threw himself down onto the bed.
彼は自分の身をベッドに投げ出した


Since her husband died, she’s thrown herself into her work.
夫が亡くなってから、彼女は必死に仕事をしてきた。



⑤ 「疑問」や「嫌疑」をかける


Fresh evidence has thrown doubt on her story.
新しい証拠が彼女の話に疑問を投げかけられている


This latest document throws suspicion on the company chairman.
この最新の文書によって会社の会長への嫌疑がかけられた



⑥ 「視線」や「笑顔」を投げる


He threw Anna a big smile.
彼はアンナに満面の笑みを投げかけた

He threw a glance at Connor.

彼はコナーにチラッと視線を投げかけた



⑦ パーティーを催して人を招待する


They threw a going-away party for Mr Rogers.
彼らはロジャーズさんのために送別会を開いた



ひとつひとつ暗記するより、"throw"の「投げる」イメージをうまく使えば、様々な場面で応用がききます。



明日は、「どうしても気になるんだ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。