らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

974. 息がつまりそう。

Scenario: 友人の結婚式に行った。小規模でやると聞いていたが、年配の人が多く出席していて、スピーチが長い。隣に座った友人に思わずこう言った。


「息がつまりそう。」



"It's stuffy."



【ポイント】単語の最後に"-y"が付いていて、その単語が持つ意味の形容詞をつくっているものがある。


単語が"y"で終わるものの中に、その単語の意味をもつ形容詞を作るものがあります。名詞に付いたものが多いですが、動詞に付いたものもあります。(ロングマンを参照しています。)


① 「~が多い」という意味になる。


sugary desserts 
糖分が多いデザート

a hairy chest 

毛むくじゃらな胸


② 「~した感じの」、「~っぽい」という意味になる。

a messy room

ごちゃごちゃした部屋


curly hair
クルクルした髪


feeling sleepy
眠い感じ


③ 「~みたいな」という意味になる。

a cold wintry day 

さむくて冬みたいな日



今日の"stuffy"は「詰める/詰まる」といった意味の動詞"stuff"に"y"がついて、「(息が)詰まった感じがする」といった意味になっています。


天気では、rainy/sunny/snowy などがありますね。


そのほか、次のようなものがあります。


sweaty
shaky

creamy
tasty
sticky
pushy
catchy


様々な単語に付けて、独自の形容詞も作れますが、あまり使い過ぎると相手や状況によっては軽率な感じを与えてしまうので気をつけましょう。




【ポイント2】"stuffy"の使い方。


日本語で「スタッフ」というと、「スタッフ募集」という言い方でよく目にしますが、その「スタッフ」は"staff"です。今日のフレーズは"stuff"。


"stuff"は、口語で「もの」という意味で広く使われていますが、動詞の"stuff"は、「何かを詰める」という意味です。


"stuffy"はその「詰」という感じのもつイメージの形容詞です。


使い方は大きく2つにわけられます。ロングマンを参照して見ていきます。



① 「密」で風通しが悪いイメージ。

It’s getting stuffy in here – do you mind if I open the window?

ここ混んできたから、窓開けてもいいですか?


I wish I could escape from this stuffy little office.
こんな密で小さなオフィスから逃げ出せるといいんだけどね。



② かたぐるしくて、古くさく、息が詰まりそうなイメージ。


You will not find a stuffy bureaucrat in him.
彼にはかたぐるしいお役人的なところがないよ。


The stuffy people are finally listening to this talented young man.
お堅い人たちはついにこの才能溢れる若者の言うことに耳を傾けている。


人で一杯の「密」は、"crowded"ではなく"stuffy"を使うと、「換気が悪い」感じも同時に表せますね。
鼻づまりは、"have a stuffy nose"です。
覚えていれば便利な単語です。


明日は、「髪をストレートにしたんだけど、どう?」です。
読んでね。



Englishラボのらぼでした。