らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1010. 外は涼しかったわ。

Scenario: 10月も中旬に入るとすっかり秋が深まる。今日は早起きしたので、朝のランニングをした。家に帰って天気予報を見るとテレビで今日は暑くなると言ったので、こう言った。


「外は涼しかったわ。」



"It was cool weather out there. "



【ポイント1】"It's cool."は、「かっこいい」か「涼しい」か。


日本語の「かっこいい」と「涼しい」は、それだけで、何のことを言っているのかわかりますが、英語の"It's cool."は、それだけではどちらか分からない場合があります。そんなときはまず、どんな状況で言っているのかで判断できます。しかし、それでも「かっこいい」のか「涼しい」のかわからないような場合は、誤解がないようにするためにひと工夫必要です。


① "today"や、"this morning"を付ける。


it's cool, today.
It's cool, this morning.


これだけでも、天気のことを言っていることが分かりますね。



② "weather"を使う


"weather"は不可算名詞です。


It's cool weather.


主語を"We"にして、"have"を使うこともできます。
We have cool weather.


"weather"を使うと、"cool"の他に、次のように自分が感じた形容詞を付けることができます。


It was glorious weather, so we decided to go for a picnic.
素晴らしい天気だったので、ピクニックにいくことにした。---ロングマンより)


ただし”weather"の使い方については、ロングマンに次のような注意が記載されています。https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/weather


You also often use weather with an adjective such as good or bad:


We had good weather all week.

Games are sometimes cancelled because of bad weather.

• Don’t use weather with ‘a’. ✗Don’t say: We had a good weather.


        ⇩   ⇩    ⇩    ⇩    ⇩
日本語で説明を付けておきます。


"weather"はgoodやbadなどの形容詞をつけて用いることもできる。


We had good weather all week.  
週を通してずっといい天気だった。
Games are sometimes cancelled because of bad weather.
試合は悪天候のため中止になることがある。


"a"とともに使ってはいけない。
× We had a good weather.


                                               
「涼しい」という感覚は、"cool"だけではなく、状況によっては"good"でも、「涼しい」という意味でとらえることもできます。
glorious/beautiful/perfect
など、涼しくて気持ちが良ければ、"cool"の他に自分が感じた形容詞を使って表現すればいいと思います。



③ 場所を付ける


今日のフレーズでは、"out there"です。副詞を2つ重ねていますが、「外」を表す時によく使われる言い方です。その反対の「この中」は"in here"です。


今日のフレーズの、"It was cool weather out there. " は、"It was cool out there."にしても「かっこいい」にはなりませんね。



ここで問題です!


4歳くらいの男の子がママに、「暑いよ~。」と言ったら、ママが上着を1枚脱がせました。その男の子は何て言ったと考えられますか?
コメント欄に書いて送ってね。(なぞなぞではありません。本当のあった場面です。)



明日は、「話が急で慌ててるね。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。