らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1014. この部屋朝日がはいるのよ。

Scenario: 初めて一人暮らしをすることになり、アパートを探していた。やっと気に入った物件を見つけることができ、いよいよ今日が引っ越しだ。友人がこの物件に決めた理由を聞いたので、寝室にする部屋に案内してこう答えた。


「この部屋、朝日が入るのよ。」



"This room gets the morning light."



【ポイント】日本語の助詞は忘れよう。


日本語を英語にしようとするときに、名詞や動詞は暗記すれば置き換えることができますが、助詞はそのまま置き換えることができません。


例えば「『は』や『が』は主語につきます」と言ってしまうと、


「コーヒーが好きです。」の「コーヒー」が主語になってしまいます。目的語には「を」がつきますと言ってしまうと、「私はコーヒーを好きです」という日本語になってしまいます。


「の」は所有を表しますと言ってしまうと、「庭の花」は、「庭が所有している花」になってしまいます。


日本語学の三上章氏の著書に『象は鼻が長い』という本があります。


象は鼻が長い ―日本文法入門 (三上章著作集)
象は鼻が長い ―日本文法入門 (三上章著作集)
くろしお出版


「象は鼻が長い」で、何を主語にしよう?「象」?「鼻」?と考えるより、


自分が伝えたい事は、


「象は長い鼻を持っている」とか、「象の鼻は長いのだ」ということなのだと考えるといいです。


そうすると、


Elefants have a long nose.


という英語ができあがります。


今日のフレーズ「この部屋、朝日が入るの。」で、伝えたい内容は、「この部屋は(いつも)朝日を受ける」ということを伝えたいのですね。話の中心が「部屋のこと」なので、部屋を主語にして、


This room gets the sun light.


とするのが的確な表現です。



ここで問題です!


「この花は水やりの必要がありません。」を英語で表現して見ましょう。
考えたらコメント欄に書いて送ってね。


明日は、「ミッキーマウスのモノマネしてた。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。