らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1032. 彼は94年度卒じゃないよ。

Scenario: 同じ大学を94年に卒業した人を探している。同期会を開きたいのだ。近所に住むフィルも確か同じ大学だったと思うけれど、卒業年度が分からない。彼をよく知る友人に聞くとこう答えた。


「彼は94年度卒じゃないよ。」



"He wasn't the class of '94."


【ポイント】学校での「クラス」の持つ意味。


学校や大学の「クラス」という言い方は日本語でもよく使いますが、英語での使い方を2通りに分けて説明します。


定義と例はロングマンからです。


① a group of students who are taught together 
一緒に学んでいる学生のグループ


We’re in the same class for chemistry.
私たち化学で同じくラスなの。

She came
top of the class in English.
彼女は英語のクラスでトップになった。


My class are going to the science museum.
僕のクラスは科学博物館に行くんだ。(複数扱い)



② American English 
a group of students who finished studying together in the same year
アメリカ英語で
同じ年に一緒に学んだ学生のグループ


We will have a class reunion.
クラス会やります。


※日本語で「同級生」というときも、過去に一緒に学んだ人のことをいうことがありますね。
"a classmate"は、「(学校や大学の)同じクラスの仲間」という意味になるので、日本語表現で「同じ年齢の同級生」という意味にならない場合があります。


He was the class of 2020.
彼は2020年卒だ。(=He graduated in the class of 2020.)
※過去形を使います。
※"the class of 2020"を主語にする場合、複数扱いです。



日本語では、「同窓会」の意味を「クラス会」と分けて使わない場合があります。


Wikipediaには、日本語の「同窓会」を次のように説明しています。


同窓会(どうそうかい)は、大きく分けて以下に大別される。

その学校の卒業生同士が当時を振り返るために集まるイベントであり、いわゆる「懇親会」。

その学校の卒業生により組織される非営利団体であり、いわゆる「後援会」。


特に同時期に卒業した者が集まる場合を「同期会」、同じクラス(学級、ホームルームなど)であった者が集まる場合を「クラス会」、ということもある。また、卒業年代を問わない「ホームカミングデー(homecoming day)」というものもあり、主に大学などで開催されている。


明日は、「お言葉ですが・・・」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。