らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1069. ちゃんと全額払ってくれよ。

Scenario: ある会社の忘年会の余興で漫談をやってくれと友人に頼まれた。年末はあちこちの忘年会に呼ばれることが多く、忙しいが収入が増えるので有り難い。友人にこのように念を押して承諾した。



「ちゃんとその日に全額ギャラ払ってくれよ。」



"I need to get paid in full tonight."



【ポイント】お金に関する"pay"の使い方。


「払う」という意味の"pay"ですが、「ペイする」と日本語表現でも使われているのに、英語で正しく使うのは思ったより難しいです。


簡単に使えるように3つのパターンを整理してみました。


① 支払い方法についての表現。


How would you like to pay? 
お支払いはどういたしますか


pay in cash       現金で払う
pay by/with (credit) card   カードで払う
pay in dollars     ドルで払う
pay in full            全額支払う


②  「お金を出すもの」に対しては"pay for ~"を使う。


Have you paid for the tickets?
チケット代払った


She sent money to pay for my education.
私の教育費を送ってきた。


※ "the bill"(請求書)、"tax"(税金)、"the rent"(家賃)の場合は"for"は不要です。


pay the gas bill     ガス代を払う
pay tax    税金を払う  (普通無冠詞で使います。)
pay the rent   家賃を払う



③ 金額や人が目的語になる場合、pay + 人 + 金額の順になる。


They paid him $100 a day.
彼に一日に付き100ドル払った。


※ 人、金額のどちらか一方を目的語にすることもできます。


We paid $700.     700ドル払いました。
Pay the delivery man.   配達員にお支払いください。


※ 次のように人を主語にして受動態にすることもできます。"be/get paid"の形になります。


We get paid weekly on Fridays.
毎週金曜日に支払われる


Many of the workers are well paid.
その労働者たちの多くは高い賃金をもらっている



明日は、「携帯の充電が切れちゃった。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。