らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1071. 各クラスから男女1名ずつ候補者を出してくれ。

Scenario: 生徒会長の選挙にあたって、その流れの説明があった。まず各クラスがすることとして、こう言われた。


「各クラスから男女1名ずつ候補者を出してください。」



"Each homeroom will nominate one boy and one girl."



【ポイント】未来に起こる様々なことに使える"will"


英語学習の最初のステップで、未来を表す"will"を習いますね。
学習を進めていくにしたがって、様々な日本語表現になる"will"を習います。


まず、"will"を使っている例を次にあげてみました。


① 彼女は何時に着くの?   What time will she arrive?
② 遅れないようにね。    I hope you won't (=will not) be late.
③ そのドア開かないのよ。  The baby won't open.
④ スミス博士が今おみえになります。  Dr Smith will see you now.
⑤ 後で電話してもらえますか?    Will you call me later?  
⑥ 事故は起こるでしょうね。    Accidents will happen.
⑦ この車なら5人乗れます。  This car will hold five people.
⑧ 私が言うようにやってください。 You will do as I say.
⑨ もっとお茶を飲まれますか?   Will you have some more coffee?
⑩ 子供ってそんなものよ。     Kids will be kids.
⑪ 私はチキンにしようかな。   I will have chicken.


これらはすべて、これから起こることについて述べているものです。


今日のフレーズも、「命令」ととると、「~しなさい」という日本語になるでしょう。
ところが、「依頼」とすると、「~してもらえますか」になり、
「予測」とすると「~ということになります」
「規則」とすると「~することになっています」
になります。


結局、どれでもいいわけです。
"will"を使って起こるさまざまな表現を、単純未来とか、意志未来とか、予定とか、拒絶とか、可能性とか、依頼とか、性質、命令などなど・・・と、用法やその状況で分類したものが、文法書に載っているので、全部暗記しなければならないとなると大変なので、「英語は覚えることがたくさんあって難しい」となるのでしょうね。


命令に対して、丁寧に言おうと思うなら、なるべく一文を「長く」することです。


命令なら、一番手っ取り早いのが、


"Please"をつける。
"Will you"や、"You will"をつける。
"Would you mind"にする。
"If you don't mind"や、"If you like"などをつける。


これらを重複して使うと、さらに長くなりますね。長いほど丁寧の度は増しますが、適当なところで切らないと、「よそよそしく」なったり、「くどい」感じになったりします。


命令を表す場合でなくても、問いに対する答えが、"Yes."だけより、"Yes, I do."などのほうが丁寧で、さらにひと言加える方がもっと丁寧ということにもつながります。


どれだけ長く付け加えて言えるかということで、相手にコミュニケーション力があると判断されるというのは、日本語でも同じですね。


明日は、「一人で大丈夫?」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。