1073. 肝心なのは二次会だ。
Scenario: 会社の忘年会の企画をまかされている。社内の人間関係を良くして、働きやすい環境を作るには、仕事以外の場所で親交を深めることだ。会場はおさえたのだが、どうすれば社員同士の親交をうまく深められるか頭を悩ませていた。すると同僚がこうささやいた。
「肝心なのは二次会だよ。」
"It's all about the afterparty."
【ポイント1】「大切だ」ということを伝える"about"の使い方。
It's all about ~"を使うのは、次のような意味を持つときです。(ロングマンより)
used to say who or what is important in a situation
ある状況に置いて誰かもしくは何かが大切だというときに使う
例
In logistics, it's all about mobility.
物流では、モビリティが肝心なのです。
今日のフレーズの、"It's all about ~"の"all"は強調なので、"It's about ~"だけでも構いません。
つまり、今日のフレーズは「それについては~が大切だ」と言っているわけです。
「そういうことなら、~が肝心だよね。」
といった感じです。
「~次第だよ。」とか、「~が問題なんだよ。」「~がすべてだよ。」
という表現もできます。
ただ、一般的に重要であるというのではなく、ある状況下で「~については〇〇が重要である」ということを言ういいかたです。
今日のフレーズでは、「社員の親交を深めるためには」ということを"It"で伝えています。
"It"の代わりに、詳しい内容を示すものを持ってきてもいいです。
例をあげますね。(ロングマン、マクミランを参照しています。)
例
It’s all about money.
つまりすべてお金が大切ってことね。
Good management is all about motivating your staff.
管理をうまくやるのに大切なのは、あなたのスタッフをやる気にさせるということ。
It’s all about choosing the best ingredients.
(おいしい料理をつくるのは)ベストな素材を選ぶことに尽きます。
【ポイント2】「大切だ」ということを表す表現4選。
一般的に「大切だ」というと、"important"を使うことが多いですね。
もう少し様々な「大切だ」という表現を広げましょう。
使える4パターンを厳選しました。
① "matter"を使う。
"Black Lives Matter"(黒人の命も大切)といった運動がアメリカで広がりましたね。そのときによく使われたメッセージです。
That's what matters most.
それが一番大切なことよ。
"It doesn't matter." (構わない)はよく使いますが、その肯定文です。
② "~ everything."を使う。
「~がすべて」ですね。後ろに"to me"などを付けるとさらにはっきり誰にとって大切な物なのかが伝わります。
"~ is not everything."にすると、「~がすべてとは限らない。」という部分的な否定になります。
Money is everything.
You are everything.
"everything"を"all (that) I want"や、"all (what) I need"にしてもいいですね。
③ "the bottom line" を使う。
報道関係でよく耳にします。
That's the bottom line.
そこが大切。
とか、
The bottom line is, .........
大切なのは、~。
という言い方です。
日常生活の中でも次のように使えます。
The bottom line is, he's gone and he's not coming back.
重要なことは彼はいなくなっちゃってもどってこないってことよ。
④ "mean"を使う。
「意味がある」→「重要/大切だ」というニュアンスです。
I know how much your work means to you.
あなたにとってどんなに仕事が大切なのか分かるわ。
The medal meant a lot to him.
そのメダルは彼にとってとても大切なものだった。
ここで問題です!
上に示した4パターン以外に、"important"を別の単語に置き換える方法がありますね。大切な度合いなどニュアンスの違いはありますが、どんな単語が思い浮かびますか?
それを短文にしてコメント欄に書いて送ってね。
明日は、「このこと誰かにバラしたらただじゃおかないわよ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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