らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1075. 一日のことでこんなに差が出ようとはね。

Scenario: 最近体が重く動作が鈍く感じる。年のせいかと思って友人にすすめられて、朝のウォーキングをやってみた。すると思いの外爽快で、体もあたたまり、体の動きが一日中軽いのだ。こんなに効果がすぐに表れると思わなかった。友人に感謝してこう言った。

「一日でこんなに違うとはね!」



"What a difference a day makes!"



【ポイント】感嘆文とは?

学校では感嘆文といわれるものには2種類あると教えます。


次の2つのタイプです。


① Howを使うタイプ


How + 形容詞または副詞 +主語+動詞 (+ 目的語など)!
(どれだけ~なことか!)


状況が分かりきっている場合では、後半がよく省略されます。感嘆や驚きは相手がいて気持ちを共有する場合に使われることがほとんどですから、いちいち説明しなくてもいい場合はよく省略されるのです。


How beautiful you are!
How fast (you can run)!

How lovely (it is to see you)!
‘John’s been in an accident.’ ‘Oh, how awful!’
How difficult it is (to get tickets)!



Howを用いた感嘆文については、ロングマンの説明に、


used to emphasize the quality you are mentioning
話している"quality"(質、属性)を強調するのに用いられる


とあるように、「どんな風に~なのか」ということを強調すると書かれています。
これをみると、「量」について次のように強調するのは、不自然だということになります。


× How much he has money!  



では、



How much money he has!
と言えないのか?


これは、


No body knows how much money he has.
だれも彼がどれだけお金を持っているのか知りません。


の後半に表れる形です。結局「彼はどれだけ金持ちなんだか?」といった感じで、後半のみを独立させた形になっています。(状況によっては)驚きを表しているととらえられますが、これだけをとって(文法的に言う)感嘆文という範疇に入れてしまうことはできないと思います。



② Whatを使うタイプ


What + 形容詞が付いた名詞 + 主語+be動詞 


(どんなに~な人/もの なのか、〇〇は!) 



What a beautiful woman she is!
What an interesting idea you have! 


"What"の強調については、ロングマンに次のような説明があります。


used at the beginning of a sentence to emphasize that you think something or someone is very, good, very bad etc
ものや人がとても良い、悪いなどということを強調する文の始めに用いる



What a lovely day!       なんていいお天気なの!
What a horrible thing you did!   なんてひどいことをしたんだ!
What nice people they are!    なんていい人たちなんでしょう!


Whatの後は、基本的には可算名詞の単数形で"a"がつくものが多いです。複数をもってくることもあります。単数でなければならないということはありません。


今日のフレーズの、


"What a difference a day makes!"


は、後ろに続くのが、"make a difference"というイディオムで、「良い変化がある」、「良い効果がある」、「良い影響がある」という意味となるので、そのまま"a difference"をもってきています。
ロングマンの定義にもあるように、「良い、悪い」について使われることが多い表現です。




ここで問題です!


英語の感嘆文を使った会話文を作ってみてください。状況が分かるようにね。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「何か食べさせなきゃ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。