らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1078. あなたらしくないわ。

Scenario: 同じクラスの友人はとても優秀で、宿題は忘れたことがなく、テストは毎回満点に近い点数をとり、授業中は模範的な態度だ。それが、最近宿題はせず、授業中におしゃべりをしたり寝たりしているのだ。成績もかなり落ちている。何かあったかな?と思って心配になり、こう言った。


「あなたらしくないわよ。」



"You don't act like yourself."



【ポイント】"act"は「演じる」に通じる"do"。


今日のフレーズは、「あなたらしくない。」という日本語表現にしたのですが、


日本語だけを英語にするなら、単に"This is not you."でもいいです。


動詞の"act"が入っている場合は、日本語で言う「振る舞う」とか、「行う」という表現に近いと思います。単に「する」ではなく、「特定の状況」や「特別な理由」が存在するときに使います。


例えば・・・。


"act correctly"だと、「正しく行う」、「正しい振る舞いをする」
"do the right thing"だと、「正しいことをする」


"act bravely"だと、「勇敢に振舞う」、「勇敢をもって行う」
"do the brave thing"だと、「勇敢なことをする」


"act now"だと、「すぐに行動する」
"do something now"だと、「すぐ何かをする」


といった感じです。日常生活では"do"を使った言い方をすることが多いですね。


"act"を使う時は次の2つを意識して使ってみてください。



①何らかの特定の状況がある。
②普通と違うように意識的に見せている。


例 
We acted in good faith.
我々は信念を持って行動した


We must act now to prevent further damage to our rainforests.
熱帯雨林の更なる崩壊を止めるためにすぐに打開策を講じなければならない。


Stop acting like a baby.
赤ちゃんみたいなことはやめなさい。


Act your age.
年を考えてやりなさい。(自分の年齢にふさわしいことをしなさい。)


That guy is acting crazy.
アイツは、狂ってるふりをしているのさ。


Act natural.
自然に振舞って。



ここで問題です!


"do"より"act"を使った方がいいな、という状況がわかるような会話文、または短文を作ってみてください。
できたらコメント欄で送ってね。


Englishラボのらぼでした。