らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1079. うわさじゃ、彼、離婚したらしいよ。

Scenario: 給湯室でコーヒーを入れていたら、1年前に結婚した社員のことを話している声が耳に入った。


「うわさじゃ、彼、離婚したんだって。」


Rumor has it (that) he got divorced.



【ポイント1】「形式主語」と「形式目的語」の使い方。


"it"には、「それ」という意味のほかに、実際の目的語の代わりに置いてから、その内容を後で説明するという、「形式主語」や「形式目的語」の用法があります。


会話ではパターンとしていくつか使えるようにしておくといいと思います。


※ It の内容をを示すときに、不定詞を使うか動名詞を使うかは、どちらも名詞として使えるので、文法的にはどちらでも良いのですが、不定を使うほうが多いです。


不定詞を使うと「これからすること」について述べていて、動名詞を使うと「すでに起こったこと」について言っている感じがします。


It's nice to meet you.

It's nice meeting you.


を前者は、始めの挨拶で、後者は別れるときの挨拶、と区別するこもあります。




「形式主語」としてよく使われるパターン


① 説明や評価を述べるときに使う


It's nice to see you.
会えて嬉しいです。

It’s a pity you couldn’t come.

あなたが来られなくて残念です



② 一般的な感想を述べる時に使う


It’s sad saying / to say goodbye to someone you love.
愛する人との別れは寂しいよね。

It’s strange that she never mentioned the wedding.

彼女が結婚式のこと何も言わなかったって変ね


Apparently it’s cheaper to fly than to go by train.
明らかに電車より飛行機の方が安いよ



③ 主語の内容が長いときに使う


It annoys me to hear people blaming everything on the government.
何でも政府のせいにしてるのを聞くとイライラする。


What’s it like becoming a billionaire all of a sudden after winning a lottery?
宝くじが当たって突然億万長者になるってどんな感じ?


It seems that we are not welcome here.
この場では私たちは歓迎されてないみたいね。





「形式目的語」としてよく使われるパターン


① I found it ~. 「~ということが分かった」


I found it hard to concentrate.
集中するのが大変だと言うことが分かった。


※ このパターンでは、"find"の代わりに"believe"や"think"なども使えます。



② take it for granted (that) ~. 「を当然と受け取る」

He took it for granted that he would pass the exam.

彼はその試験に合格するのは当然と思っていた。



③  Rumor has it (that) ~.  「うわさでは~ということだ」


※ "rumor"は、イギリス英語では、"rumour"というスペルになります。


Rumour has it that they plan to get married.
うわさじゃ彼らは結婚するらしいよ。



ここで問題です!


形式目的語の"it"を使って、何かひと言言ってみましょう。
思いついたらコメント欄に書いて送ってね。


明日は、その車、拡大して。」です。ドライブレコーダーに写った違反車両のことを言っている状況のひと言です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。