らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1127. 仮にだよ、仮に。

Scenario: 今日は豆まきをしようと思って、豆を買ってきた。テーブルに置いていたのに、なくなっている。兄が二階から降りてきたので、「ここにあった豆知らない?もしかして食べちゃったとか・・・?」と聞くと、ちょっと慌てた様子で、「仮にだよ、仮に、俺が豆を食べたかったとする。。でもだからといって。。。豆まき用のまめは。。。食ってってねぇよ。。。」と言った。あやしい。。。


「仮にだよ、仮に。」





"Allegedly....."



【ポイント1】"Allegedly"をユーモラスに使って見よう。


allegedly

は、əlédʒidli アレジドゥリィ  と発音します。


堅苦しく言うと、


「申し立てによると」
「と言われております」


ということを副詞一語であらわすことができます。副詞ですから、一般動詞の前に置くか、文頭に置くだけです。

犯罪や事故の報道や事件の内容についてよく使われます。


次のような意味です。(ロングマンより)


used when reporting something that people say is true, although it has not been proved
証明されてはいないが、本当だと言われていることを報告するときに使う言い方

「証明されていない」というところがポイントです。



I found a sports car,  allegedly stolen in Chicago.
シカゴで、盗まれたんじゃないかって言われているスポーツカーを見つけましたよ。


これを、普通の会話の中の文頭にもってきて、


"Allegedly she hates her husband."というと、「仮にね、彼女がご主人のこと嫌いだとするね。」となります。


"Allegedly...."と文頭に持ってきても、副詞なので、 主節を言う必要がなく、"If...."のようだけれど、"If"と違った使い方ができるわけです。時制も自由です。


ただ、注意としては、「良くないこと」、「本当であればマズイこと」を続けるということです。あくまでも証拠はないけれども、事実であるということを前提にして話す場合に使うのです。


"Allegedly he cheated on his wife."  「仮にだよ、彼が浮気をしたとする。」
"Allegedly she wants to divorce him."  「仮にね、彼女は彼と離婚したいと思っているとする。」


というように、実際は、ほぼ事実であろ、(マズイ)ことを、証拠がないためにはっきり言えないということを強調するわけです。


「はっきりとは言えないけどね~らしいよ。」
「真偽の程は分からないけどね~なんだって。」


という表現も同様に、"allegedly"で言えます。




【ポイント2】カジュアルな言い方を少しレベルを上げた単語に置き換えてみる。


わざと少し固い言い方をしたいときや、知的な言い方をしたい時に、単語を次のようなものに変えるといいです。

happy   → grateful
think → consider
buy  → purchase
wrong → incorrect
go to  → attend   (行事などに行く場合)
get better  → recover
give  → submit
happen  → occur
get  → obtain
ask  → inquire



相手や、状況によって、変えてみてね。



ここで問題です。"allegedly"を使って、短い会話を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「これは仕事じゃなくて、人としての問題だから。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。