らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1129. 勘で行くよ。

Scenario: 転職を考えていて、現在2社から内定をもらっている。来週中には決定しなければならないのだが、どちらにも魅力を感じていてなかなか決められない。こうなったら。。。



「自分の勘に頼ろう。」



"I'll go with my gut."


【ポイント】"gut"と"guts"の違い。



単数の場合は、食べ物関係の内臓(非公式に「お腹」を意味することもあります)、複数の場合はその他の内臓も含んで使われます。


しかし、他の意味で使われることも多いです。


まず、"guts"ですが、


日本語ではよく「根性」という言い方をしますが、勇気や決断力を指す場合の「ガッツ」"guts"です。


guts
[plural] informal 
the courage and determination you need to do something difficult or unpleasant
複数で使う
非公式
何か困難なこと、あるいは不快なことをする必要がある時の勇気や決断力のこと



It takes guts to start a new business on your own.
独力で新しいビジネスを立ち上げるには決断力が必要だ。


No one had the guts to tell Paul what a mistake he was making.
ポールがどんなミスをしているのか本人に言う勇気のあるヤツはいなかったよ。


一方、"gut"は、


非公式な言い方で、単数形で使い、日本語では「勘」、「直感」といった意味で使われています。


今日のフレーズは、"go with my gut"で、「自分の勘と一緒に行く」→「自分の勘でいく」といった感じです。


次のように、"gut"と他の単語を組み合わせる場合もあり、意味は同じです。


gut reaction
gut feeling
gut instinct


ロングマンの定義
informal 
a reaction or feeling that you are sure is right, although you cannot give a reason for it
非公式
理由は無いけれど、自分が確信していることが正しいのだと思う反応、あるいは感じ



He had a gut feeling that Sarah was lying.
彼は直感的にサラが嘘をついていると思った。


He had a gut feeling there was something seriously wrong.
彼は何かかなりまずいことがある感じがした。



a hunch 
という単語もあります。同じ意味ですが、非公式ではありません。


hunch
If you have a hunch that something is true or will happen, you feel that it is true or will happen
何かが真実だ、あるいは起こるだろうという"hunch"がある、というのは、それが真実であったり、起こるであろうという感じがすること。



I had a hunch that something like this would happen.
こういうことが起きるぞという予感(虫の知らせ)がした。


My hunch is that she’s his mother.
僕のとしては彼女は彼の母親だな。




ここで問題です!


「勘」という日本語表現が使える短文を英語で考えてみてください。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ショックだなあ。」です。"shock"を使わない表現です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。