らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1137. 自分の仕事をいいものにしたいの。

Scenario: 今取り組んでいる仕事の案件はとても大きなもので、私の昇進がかかっている。連日遅くまで取り組んでいる私を見て同僚が心配してくれているが、認められて昇進したいと思っているのでこう言った。


「自分の仕事をいいものにしたいの。」




"I need to focus on getting better my work."



【ポイント】"get better"を他動詞として使う。


"get better"は、" 主語+get better (~が良くなる)」と、自動詞として使うことが多いです。


I'm getting better. (体調は)良くなっています。 のように。


しかし、口語では、今日のフレーズのように、"get better"を"improve"の代わりに他動詞として「~を良くする」といった意味で使うことがあります。


"get my work better"として、"my work"を"get"の目的語として、"get"と"better"の間にもってくることもできます。意味は同じく、「私の仕事をより良いものにする」です。


"my work"が、"it"などの代名詞に変わる場合は、"get it better"となります。この場合、"it"を後ろに回して、"get better it"にすることはしません。これは、単に言いにくいからだと思います。


"get better my work"は、「より良い私の仕事を得る」という意味にはなりません。日本語としても不自然ですね。それは、"get"の目的語が、"better my work"となってしまうからです。語順として正しいのは、"my better work"です。


"get better results"であれば、"better results"を"get"の目的語と考えることができるので、「より良い結果を得る」という日本語にすることができます。



"get better"を自由に使って、意味が異なる2つの文を作ってみてください。"get"と"better"はくっつけても、離しても、どちらでも構いません。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「音楽の経験あるの?」です。完了形や、"experience"は使わない表現です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。