1142. あいつに思い知らせてやりたいの。
Scenario: 会社の売り出した新商品がヒットし、今期の売上が伸びた。そのアイデアを思い付いたのは私なのに、同僚が自分のアイデアとして上司に提案していたと知り、彼に抗議した。しかし証拠がないため、無視された。
「あいつに思い知らせてやりたいの。」
"How do I make him pay?"
【ポイント】会話の中の文法、語法は大切。
英会話を学ぶ上で、文法や語法のすべてを知らないと話せないということはありませんが、基本的な文法や語法をおさえることは大切です。
今日のフレーズを使って、基本的な文法、語法の留意点をまとめてみます。
① 疑問詞から始まっていても、実際の疑問ではない場合がある。
Who knows (such a thing)?
誰がそんなことしってるの? → 誰も知らないよ。→ 知るかよ!
Who knows! だけなら、大抵疑問詞が文頭にあっても、疑問文ではありません。
How dare you! よくもまあ! なんでだよ!
もそのひとつです。
今日のフレーズの、
"How do I make him pay?"
は「どうやって彼に償わせればいいのかしら?」と実際に相手に聞いているというよりは、「どうやって償わせてやろうか!」と怒りをあらわにしている感じで言うことが多いフレーズです。
しかし、"How do you make him pay?"と主語を変えると、「どうやって彼に償わせるの?」という疑問になる場合が多いです。
さらに、どのような感情をもって言っているのかとか、表情などで伝わり方も変わってきます。
② "make"、"let"、"have"を使い分ける。
日本語の「させる」は、「強制」か「許可」か、「都合や仕事だから」なのかで、
mke
let
have
を使い分けます。
今日のフレーズは、「強制的」なニュアンスなので、"make"を使っています。
"He made me pay for this." は、
「彼は(強制的に)私にこれを払わせた。」
"Let me pay for this."は、
「これは、私に払わせてください。」
"I'll have my secretary pay for this."だと、
「これは秘書に払わせます。」
といった具合に、同じ「~させる」のニュアンスが変わります。
③ お金だけではない"pay"を使う。
「お金」に関する以外に使える"pay"の例文は次のようなものがあります。(ロングマンを参照しています。)
I came by to pay my respects to Mrs Owens.
オーエンス先生にご挨拶申し上げてたくて寄らせていただきました。
Crime doesn’t pay.
犯罪は割に合わない。
I’ll make him pay!
仕返ししてやる!
They paid for their mistakes.
彼らは失敗の代償を払った。
お金以外で使う"pay"は上に示した以外、まだあります。
何か思いついたら、コメント欄に書いて送ってください。
明日は、「無理言わないでよ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。