らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1148. 差し出がましいようですが。

Scenario: コロナの流行以来、会社では業務の多くがリモートワークとなり、業績も今ひとつ上がらない。私の上司は、コロナ渦の中でも毎日出勤してなんとか業務に支障がないように努力しているように見えるが、かなり悩んでいるようにも見える。少し休みをとったほうがいいと思い、こう話しかけた。


「差し出がましいようですが。。。」



"I know it's not my place."


【ポイント】「場所」から広がる"place"の意味するもの。


"place"は「場所」という意味で覚えていると思いますが、その基本的な意味を踏まえて、「場所」が表すものが変わっていきます。


①「家」


Do you want to come to my place for coffee?
ウチでコーヒー飲む?


② 「枠」


Lewis has earned a place in the Olympic team.
ルイスはオリンピックチームの一員になった。


She was offered a place on the committee.
彼女はその委員会に入れた


③ 「ランク」


He finished in fifth place in the Champions’ League.
彼はチャンピオンズリーグで5等に入った。



④ 「状況」、「場合」


This isn’t the place to talk about the subject.
ここはその話題を話す場合じゃない。


⑤ 「地位」、「役割」

Working has a very important place in our lives.

我々の生活の中で働くと言うことはとても重要な役割を持っている。



今日のフレーズの、


it is not somebody’s place (to do something)


という言い方は、


「(~をするということは)~の役割ではありませんが」
「(~をするということは)~の地位で行うことではありませんが」


という意味になり、


日本語の、「差し出がましいようですが」という表現に近いものになります。


立場をかえて、"It's not your place to~"にすると、次のようになります。


It’s not your place to criticize me!
「なんであなたが私を批難できるのよ!」(私を批判することはあなたのすべきことじゃない。)


といった感じです。


"It's not my(your) place to ~"を使って、状況がわかるような会話文を作ってみましょう。
できたら、コメント欄で送ってね。


明日は、「やる気満々だね。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。