らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1193. ビールじゃなくてもいい?

Scenario: 仕事が終わって帰る途中、友人にばったり会い、しばらく話していたのだが、「ビール飲みに行こう。」と誘われた。ビール飲み放題をやっているところがあるらしいのだ。私はビールをそんなにたくさん飲めないので、こう言った。


「ビールじゃなきゃだめ?」
 


"Does it happen to be beer?"



【ポイント】単語は使って覚えよう。



今日のポイントは、"happen to"です。多分「たまたま~する」と覚えていると思いますが、
すべてが「たまたま~する」という日本語になるとは限りません。


その単語がどういうことを表すのか、どういう時に使うのかを知っていると、的確なときに的確な使い方ができます。


今日のフレーズの"happen"は次のようなことを表す単語です。(マクミランより)


to take place, usually without being planned
通常計画されずに起こること


「計画されていない」ところがポイントです。


例を見ます。 (マクミランより。)


The accident happened at 4.30 pm yesterday.
その事故は昨日午後4時半に起こった。


What happens if I press this button?
もし私がこのボタンを押したらどうなる?

Let’s just wait and see
what happens.

どうなるか様子を見よう。


Start with this folder that happens to be on your desktop.
丁度デスクトップにこのフォルダーあるんだからそれから始めて。


What happened to your jacket? There's a rip in the sleeve.
ジャケットどうしたの?そでが破れてるよ。

What's happened to my pen? I put it down there a few moments ago.

私のペン、どこにいっちゃったんだろ?さっきっここに置いたのに。



今日のフレーズの、"Does it happen to be beer?"は、


「ビールのみに行こう。」と言われたことを"it"で受け、それはビール無料サービス券があるから、とか限定ビールが飲めるからという理由で、始めから計画して「ビール」と言っているのではないのなら、他のものでもいいのか(自分はできたら他のものがいいのだが)ということを言っています。


"happen"を使うときは、日本語の「たまたま」にこだわらず、「前から計画していたことではない」ことを意識して使えばいいと思います。


日本語で、「~でもいい?」とか「~じゃないとだめ?」など、疑問文にして、他のオプションを提示する場合に使えば便利です。「(前から計画していたわけではないのだから)他のものに変更可能でしょ?」といった感じになります。



"Does it happen to be ~?"を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「納得できません。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。