らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

385. それで気が紛れるかも。

Scenario : センター試験は、あまりうまく行かなかった。今年最後のセンター試験なので、もし今年受からなかったら来年は、違う形式の試験の対策をしなくてはならない。家にいると良くないことばかり考えてしまうので、友人が映画に誘ってくれた。行こうかな・・・。


「それで気が紛れるかも。」



"I could probably use the distraction."


【ポイント】困る時もあれば必要な時もある"distraction"の使い方。


"disctaction"   は、「破壊」という意味の"destruction"ではありません。発音をカタカナでかくと、どちらも「ディストラクション」になりますが・・・。
"distraction"は、[distrǽkʃən]
"destructionは、[distrʌ́kʃən]

です。


ロングマンで"distraction"の定義を見ます。
"distraction"
something that stops you paying attention to what you are doing
やっていることに対する注意を止めさせるもの

I study in the library as there are too many distractions at home.
家だと色々邪魔が入るので図書館で勉強している。


There are too many distractions in this office - it's hard for me to get anything done.
このオフィスは気が散るものが多くて、仕事がはかどらない。


これらは、「困る時」のdistractionですね。


次の例をみましょう。
Tennis has become a welcome distraction for Rudy and his whole family.
ルディーと彼の家族にとってテニスは恰好の気晴らしになっている。


You need a distraction, because you are too worried about your health.
健康のこと心配しすぎだよ。気分転換が必要だな。


この場合は、「必要なもの」としての"distraction"ですね。
場合によって使い分けましょう。


Englishラボのらぼでした。