らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1216. 悪気はないのよ。

Scenario: 退職して自由な時間が増えた母が、健康のためにダンスを始めた。ヒップホップのクラスだという。楽しくやっているらしいが近くオーディション番組に出るという。そのダンスを披露してくれたのだが、どう見ても若い人たちを抑えてオーディションに合格するとは思えない。「健康のためにやるだけでいいんじゃない?」と言って、こうつけ加えた。


「悪気はないのよ。」



"No offence."



【ポイント】相手を傷つけないためのひとこと。


英語を話すときは、日本語のように回りくどい言い方はしないと思っているとそれは違います。「気を遣う」言い方をするのは、日本語でも英語でも同じです。


そんな「気を遣う」表現のひとつが今日の、"No offence."です。


"offence"はマクミランで次のように定義されています。


①  a crime or illegal activity for which there is a punishment
 罰のある犯罪や違法行為 


criminal offence    刑事犯罪
minor offence     軽犯罪
commit an offence   犯罪を犯す



② feeling of being angry, upset, or insulted, caused by something that someone says or does
  人の言葉や行動によって怒りを感じたり、不機嫌になったり、侮辱されたと感じたりすること 



The problem was how to say ‘no’ to her without causing/giving offence.
問題は彼女を傷つけることなく、どう「ノー」と言うかだった。



"No offence."は口語で、使い方は次のように示されています。(ロングマンより)


used to tell someone that you hope that what you are going to say or do will not offend them
自分が言ったりしたりすることが相手を傷つけることがないように言うときに使われる



No offense, but this cheese tastes like rubber.
気を悪くしないでね、このチーズゴムみたいだわ。

I’m not really sure you’re the best person for the job. No offence, Charlie.
チャーリー、あなたがこの仕事に最もふさわしい人かどうか分からないわ、悪いけど



"no offence"を使った会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「何てことないんだけど。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。