らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1222. さあどうだかね。

Scenario: 友人が最近うまくいかなくなった彼女と結局別れることにしたと言った。「すごく仲良くしてたじゃないか。(→1221)」と言うと、すっかり冷めてしまったようにこういった。


(Senarioの中の「矢印と数字は、このブログで今までに扱ったことのあるフレーズです。復習していただけるように、なるべくSenarioの中にひとつ、入れるようにしていきたいと思います。)


「さあどうだかね。」



"I don't know if I'd put it that way. "



【ポイント1】"put"のニュアンスをつかむ。


今日のフレーズの日本語表現を、「さあどうだかね。」にしましたが、「そういう言い方はどうかなと思う。」という表現にもなります。


"put"には様々なニュアンスがあり、今日のフレーズのように"express"(表現する)という意味になることがあります。


ロングマンでは次のように説明しています。


[always + adverb/preposition]
to say or write something using words in a particular way
(いつも副詞や前置詞を伴う)
ある特定のやり方で言葉を使って言ったり書いたりすること



The question was well put.
質問の仕方がよかったです。


We get on each other’s nerves, to put it bluntly. 
はっきり言って、お互いにイライラするんですよ。


So it was an accident, an ‘act of God’ if you want to put it like that.
つまり、事故であり、言ってみれば「不可抗力」だったのだ。


It is hard to put into words how I feel now.
今の気持ちを言葉にするのは難しいです。




【ポイント2】副詞句の"that way"や"this way"の前の前置詞について。


特に、"way"や"day/days"がつくときに、"in that way"なのか"that way"なのかということが問題になります。


文法書の説明も様々で、文頭に来たときは付けてもよい、文尾ではつけない、というものもあります。
またアメリカ英語(付けない)とイギリス英語(付ける~の違いだとする説もあります。


マクミランの例では、次のように"those days"には"in"がついており、"these days"には"in"がついていません。


Most people married young in those days.
Children grow up much more quickly these days.


イディオムとして扱っているものには、前置詞が付いていないものが多く、今日のフレーズもそのひとつです。
(レディー・ガガの歌に"Born this way"がありますね。)


つまり、"this/that way",や、"these days / those days"については、「慣例に従う」ということになると思います。特に"this(these)"ではほとんどが省略で使われているのが慣例です。(付けると誤用とされる場合があります。)"these days"に関しては、"recently"や"lately"といった1語の副詞があるので、その感覚で省略される場合が多いと思います。



今日の表現の"I don't know if I'd put it that way."を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は「泣かないでね。」です。"Don't cry."ではないパターンです。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。