らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1243. 庶民的なイメージを出してるね。

Scenario: 下院議員院選挙を控えて、選挙戦が白熱している。今日は、「有利に戦ってますよ。(→1240)」と言われている候補者の一人が市のそば打ち体験のイベントに着物姿で現れた。それを見て友人がこう言った。


「庶民的なイメージを出してるね。」




"He plays up the folksy image."



【ポイント】もっと"play"を使おう。



"play"は、基本的な単語ですが、どういう風に使っていますか?
基本的な意味を踏まえて、もう一歩深い意味で使えるようにしましょう。



① 「遊ぶ」という意味で使う場合。


基本的に「遊ぶ」という意味で"play"を使う場合は、子供を連想します。


"play with ~"という使い方をして、「~」に置くのは、「おもちゃ」や、「子供の友だち」の場合です。
大人の場合の「~と遊ぶ」は、口語では"hang out with"を使うことがありますが、"have a good time with +人"や、単に"go to Shibuya with +人"というように他の表現を用います。



② スポーツや試合、ゲームをする場合。


スポーツの名前は無冠詞になります。


He is playing basketball.
バスケットボールをしている。


「対戦」という意味で、「~と闘う」という場合は、相手チームを目的語に置いたり、"play against"という形で使ったりしています。
国や大学同士の試合の場合は、"play against"を使うことが多いようです。


「~のチームで戦っている」という意味では、"play for ~"になります。
(マクミランから例を挙げておきます。)


She plays the winner of tomorrow’s match.
彼女は明日の試合の勝者と戦う

The Tigers will play the Giants tomorrow evening.

タイガースは明日の夕方、ジャイアンツと対戦する


Bristol will play against Coventry next week.
来週ブリストル(大学)はコベントリー(大学)と対戦する。

England will play against Brazil in the next round.

イングランドは次の対戦でブラジルとと戦う。


He has been playing for the Giants for five years.
彼は5年間ジャイアンツで戦っている


He played first base for the Dodgers.
彼はドジャースで一塁手として戦った。



③ 「トランプをする」という意味になる場合。


"play cards"と”card"は常に複数形になります。


We are playing cards.
トランプをしている。


He played a ten of spades.
彼はスペードの10で勝負した。



④ 「(音楽を)演奏する/」という意味になる場合。


楽器の場合は"the"をつけ、楽曲の場合は"a"を付けます。


He’s learning to play the piano.
彼はピアノを習っている。


She played a Bach prelude.
彼女はバッハのプレリュードを演奏した


She played a CD.
CDをかけた。



⑤ 「演じる/ふりをする”」という意味になる場合。


Streep plays a shy, nervous woman.
ストリープは恥ずかしがり屋で神経質な女性を演じている


‘Macbeth’ is playing at the Theatre Royal in York.
ヨークのシアター・ロイヤルでマクベスをやっている
特定の劇場で「やっている」という場合、演目を主語にすることができます。)


A good diet and fitness play a large role/part in helping people live longer.
良い食習慣と運動が長寿をもたらす重要な役割を果たす


Susan felt she had to play the good wife.
スーザンは良い妻のふりをしなければならないと思った。



⑥ "play up"で、「誇張する」、「強調する」、「目立たせる」という意味になる。


今日のフレーズにある、"play up"という句動詞では、「そこが重要なのだ」ということを印象づけたい気持ちから、「~ということを誇張する」、「大げさに取り上げる」という感じになります。


Play up your strongest arguments in the opening paragraph.
冒頭のパラグラフで、あなたの最も強く主張したいことを目だたせなさい。


The newspapers have played up the government’s poor election results.
新聞が、政府の散々な選挙結果をはやしたてた



"play"を使って、短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ネイルしてるし、髪もちゃんとしてるわ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。