らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

149. 何でやる気になったの?

Scenario;中学生の息子は普段家では勉強せずにゲームばかりしている。ところが数日前から、部屋に行くといつも勉強しているのだ。何かあったのだろうか?エライね-、と褒めてからちょっと聞いてみた。


「なんでやる気になったの?」



Tell me what set you off.



【ポイント1】"off"のニュアンスは「切り離し」。


"off"の用法では、副詞、前置詞、形容詞の3つがあります。
日本語の辞書を引くと、
「離れて」「外れて」「停止して」「ずれて」
などの訳がでてきます。
英語の辞書を引くと、(ロングマン)


away from a place        ある場所から離れている
2   removed from something  あるものから離されている


という説明があります。
"off"のニュアンスのキーワードは「離」であることが多いです。
その"off"と、"set"を一緒に使うので、日本語で表現すると、その状況によって、


「出発する」「始動する」「誘発する」「急に~を起こす」「~のきっかけになる」などの表現が考えられます。(「する」「させる」どちらもあります。)


【ポイント2】「何で」を「何が」にすると英語らしい表現になる。


いわゆる「無生物主語」の表現になります。


「何で怒ってるの?」が、
「何があなたを起こらせたの?」
になるわけです。


"Why are you so angry?"
    ↓
"What makes you so angry/"


より原因をはっきり聞きたい感じが表れます。


"what"だけでなく、次のように"who"の場合もあります。


"Who sent you here?"      「誰に言われてきたの?」


Englishラボのらぼでした。