らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1396. 確かに苛酷な運命だな。

Scenario: ある国の王子が民間の女性と恋に落ち、結婚を決意したが古い伝統を重んじる王室はそれを良く思わなかった。王子は王室を離れる決心をし、恋人と共に自由の国アメリカに渡り、結婚して子供ももうけた。しかしパパラッチに追われ、金銭的にも不安な状態になってきた。そのいきさつをテレビで見た夫がこう言った。


「確かに苛酷な運命だよな。。。」



"No doubt a difficult life transition."



【ポイント】"transition"を会話に取り入れてみよう。


"trans"が付いている単語には、「向こうへ」というニュアンスが入っています。「移る」イメージになりますね。
思いついた名詞を挙げてみます。


transaction        取引
transfer     移動 
transform     変化
transit      運搬
translation          翻訳
transmission   伝達
transparence          透明
transportation         運輸


といった具合です。
"change"に置き換えることができるものが多いですが単語に"trans"があると、"change"の移行過程を重視した表現になります。社会や人生など比較的大きいものに使うので、今回は今日のフレーズのように、"life transition"を「運命」という表現にしてみました。


マクミランの定義は次のようになっています。


the process of changing from one situation, form, or state to another
a transition

ある状況、形態、状態から別の状況へと変化する過程


"transition"の使い方 


Making the transition from youth to adulthood can be very painful.
若者から大人への移り変わりは、非常に痛みを伴います。


The author gives an interesting description of a society in transition.
著者は、移行期の社会について興味深い描写をしている。


People experienced the period of transition to full democracy.
人々は、完全な民主主義への移行期を経験しました。


It’s not always a smooth transition from high school to university.
高校から大学への進学は、必ずしもスムーズにいくとは限りません。


The transition between spring and summer lasts only a few weeks.
春から夏への移行期間はわずか数週間だ。



"transition"を使った短文や会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「私、目立たない存在だったし。です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。