らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1397. 私、目立たない存在だったし。

Scenario: 漫才コンテストで、トップに輝いた人のインタビューを見ていた。子供のころから人を笑わせるような性格だったのかと聞かれ、彼はこう答えていたので驚いた。



「目立たない存在でしたよ。」




"I was just back-burnered."



【ポイント】「バックバーナー」のイメージは?


そういえば、うちのコンロも3つバーナーがありますが、大抵使うのは手前の2つ。時々3つ目の鍋を火にかけたいこともありますが、鍋やフライパンが大きすぎて3つ目のバーナーにきちんとおけないことが多いのです。特にガスの節約になるというわけではないので、後ろのバーナーはほとんど使われることがなく無視される存在。。。


結果的に、いつまでもキレイな状態ではあるのですが、出番がなくて少し寂しそう・・・。


しかし、このニュアンスが英語表現では大いに活躍してくれるのです。


今日のフレーズでは、過去分詞形が形容詞として使われています。
名詞として使えるし、動詞としても使えます。


名詞として使う場合は、"on the back-burner"の形で、


S+put/leave/push +O+on the back-burner


で、「O(目的語)を後回しにする」、「Oを棚上げにする」、「Oを二の次にする」
といった表現が考えられます。口語です。



The government put the scheme on the back burner.
政府はその計画を後回しにした。(棚上げにした)


受動態でも使えます。



Their complaints have been pushed to the back burner.
彼らの不満は後回しにされている



動詞として使う例です。


The project has been backburnered.
そのプロジェクトは棚上げになっている


今日のシチュエーションでは、「目立たない存在だった」の他に、


「裏方に甘んじていた」
「目に止めてもらえなかった」
「無視された」
「認めてもらえなかった」


などといった表現も考えられるでしょう。



"back-burner"を自由な形で使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「あなたならできるわ!やりぬくのよ!」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。