らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1440. ネックレス探してたら、昔の写真が出てきたの。

Scenario: 明日は久しぶりに高校の同窓会が開かれるので、楽しみだ。何を着ていこうかと悩んでいて、服はようやく決まったが、それに合うネックレスをどこにしまったか忘れてしまい、探していたら一枚の写真が出てきて思わず見入ってしまった。


「ネックレス探してたら、昔の写真が出てきたの。」




"I was looking for my favorite necklace, when I found the old photo."



【ポイント】接続詞"when"のつけ方。


接続詞は、文と文をつなぐ役割をします。


"and"や、"but"は、2つの文を同等な関係、もしくは逆説的な関係で結ぶ接続詞で、「等位接続詞」と呼ばれます。一方、"when"や、"if"などは、主節に対する従属節の頭につけるもので、「従属接続詞」と呼ばれます。



今日のフレーズで使われている"when"は、従属節"I found the old photo."の頭に付いています。


"I was looking for my favorite necklace"(主節) +"when I found the old photo."(従属節)
「私はお気に入りのネックレスを探していた。」+ 「私が古い写真を見つけたとき


となっているので、本来は、


私が古い写真を見つけたとき、お気に入りのネックレスを探していた。」


とも訳せます。


しかし、接続詞の"when"は、"and then"(そしてそのとき)という働きをすることもあります。今日のフレーズがその場合です。



主節と従属節は前後が入れ替わっても構いません。すると、


When I found the old photo, I was looking for my favorite necklace.


となりますが、そのときは、"when"の前に文がないので、"and then"と訳せません。


「私が古い写真を見つけたとき、私はお気に入りのネックレスを探していた。」


という日本語表現になります。しかし、文の流れとしては少し不自然に感じます。



従属節が後ろにあるとき、"and then"ととらえるか、「~の時」にするかは、その文で自然に決まるものです。規則としてとらえないで、自然な流れの中で考えるといいと思います。


動詞の形は、whenの中は過去形が多く、主節の中に過去進行形になることが多いです。


When someone knocked the door, I was taking a shower.
誰かがドアをノックしたとき、私はシャワーを浴びていた。
(文頭に"when"を持ってきたときは、意味の区切りがはっきりするように、主節の始まりにカンマを付けるのが普通です。)


次のようにどちらでも良い場合もあります。


I was eating lunch(,) when someone knocked the door.
誰かがドアをノックしたとき、私はランチを食べていた。
私がランチを食べていたら、誰かがドアをノックした。


次の場合はどうでしょう?


I was waiting for a bus(,) when a man came up to me.
「一人の男が私に近づいてきた時、私はバスを待っていた」


でもいいですが、", when"にして、
「私がバスを待っていると、一人の男が近づいてきた。」
のほうが自然ではないかと思います。



"過去進行形の文 + , when 過去形"の形を使って短文や会話文を作って、日本語表現も考えてみましょう。


明日は、「トイレの列に並んでくれてるのよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。