らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1477. ガン無視するんだ。

Scenario: 今度新しく課長になった人は、若くて仕事ができると評判の人だ。早く名前を覚えてもらって認められたいと思っているのだが、なぜか挨拶をしても無視される。始めは気付かなかったのだろうと思っていたが、会議でも発言の機会を与えられず、提案してもまともに聞いてもらえない。同僚に彼の話をしてこう言った。


「ガン無視するんだ。」



"He gives me the cold shoulder."



【ポイント】「冷たい肩」をあげるとは?


最近よく聞く「ガン無視」という言葉は、徹底的に無視することなので、英語表現では、
"ignore"の前に"completely"や"totally"を置いて表現できると思いますが、"ignore"は、人以外を目的語にすることができます。「ガン無視する」という言い方は、非公式な言い方で、多くが人を目的語にして使われており、これら点で、"give + 人+ the cold shoulder"という言い方と共通点があります。"cold shoulder"には常に定冠詞の"the"がつきます。


"give somebody the cold shoulder"
informal 

to deliberately ignore someone or be unfriendly to them, especially because they have upset or offended you
特に相手を怒らせたり侮辱したりしたという理由で、意図的に無視したり、不親切な態度を取ること(非公式)



使い方


After I got the promotion, a few of my co-workers started giving me the cold shoulder.
私が昇進した後、同僚の何人かは私に冷たい態度をとるようになった。


Why have you given me the cold shoulder for long time? 
なんで私のことずっと無視してるのよ?


"give"の代わりに"get"を使うと、「主語である人が、無視される/冷遇される」という表現になります。


Female workers have got the cold shoulder for a long time.
女性労働者は長い間冷遇されてきた。


「無視」に限らず、次のような日本語表現にも使えると思います。


「冷たい目で見る」
「素っ気ない態度をとる」
「白い目で見る」
「冷たくあしらう」



"give/get somebody the cold shoulder"を使って、会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「そうやって甘えんなよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。